青梅市文化財ニュース(220号)を目にする機会があり、書いてあったチンプンカンプンの語源が面白かったので紹介する。

この言葉は「チンプンカンプンでよく分からない」と云う風に使うが、元は珍文漢文で、これを中国読みするとチンプンカンプンになる。
これはお経が珍文漢文なのでよく分からないという事が語源になっている。

仏教はインドで生まれて中国へ伝わったので、お経の元はインドの当時の言葉だった。それを中国語に訳したが、すべて漢文で書くことができず、一部はインドでの発音をそのまま漢字で表した。漢字は表意文字だが表音文字として使ったわけだ。例えば、般若心経は摩訶般若波羅蜜多(まかはんにゃはらみた)心経(しんぎょう)の略で、摩訶般若波羅蜜多はインドの発音をそのまま漢字で表した。これでは意味が解からないので珍文と呼んだ。一方、心経は漢文だ。

このようにお経はインドの発音を漢字で書いた珍文と漢文の混合体なので、チンプンカンプンでよく分からないと言われ、よく分からないことをチンプンカンプンと言うようになった。

コメント:
日本にはカタカナがあったので、外来語を発音のまま表すのに使え、チンプンカンプンにならなかった。

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