今年の雪は例年になくひどく、山梨県とならんで青梅市にも孤立状態になる地域がでたのでニュースになったほどだった。
高水山でも林道に雪が残っていたが、
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現在でも雪はまだ山の中の谷筋に残っており、以下のようにハイキングを中止せざるをえない場所もある。
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この雪で派生して話題になったのは、ラフカディオ・ハーンの「怪談」に出てくる雪女は青梅の話が元になっていることだった。

雪女伝説は日本全国にあり、青梅だけではないが、英語版のKWAIDANのINTRODUCTIONに以下のようにある:
"Yuki-Onnna," was told me by a farmer of Chofu, Nishitama-gori, in Musashi province, as a legend of his native village.
つまり、「雪女」は武蔵の国の西多摩郡の調布の百姓に伝説として聴いた話だということだ。
このINTRODUCTIONは日本語版では省略されたので、最近までこのことは広く知られてなかった。
西多摩郡の調布村は多摩川の両岸にわたり、今は青梅市の千ヶ瀬、河辺、駒木野、長淵、友田になっている。
なお、調布という名前は多摩川にかかる調布橋という橋の名前に残っている。
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調布橋から望んだ今の多摩川:(この辺りに渡しがあったといわれている)
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川下に向かって左側を左岸、右側を右岸という。

「怪談」の雪女の話では、川を渡し舟で渡って山へ行った樵(きこり)が帰りに吹雪になり、川が渡れないので船頭小屋で寝た時に雪女に会う。山があるのは右岸側だから、多摩川の左岸(千ヶ瀬か河辺)に住む樵が多摩川を渡って右岸(長淵)の奥の山へ行き、帰りに右岸の小屋で雪女に会ったことになる。

話の続きはさておき、
今では青梅で大雪になることは滅多にないので雪女が出るという気がしないが、昔はもっと寒かったので雪も多く、こうした伝説も真実味があっただろう。

調布橋のそばには、ラフカディオ・ハーンと雪女に関する碑が建っている。
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