バードウォッチングを始めたころ、変だなと思うことがあった。オオタカとトビが飛んでいるというので見ると、トビの方がオオタカより大きい。昔から、平凡は親から優れた子供が生まれることを鳶が鷹を生んだというから、鷹の方が大きいのかと思ったら、鳶の方が大きい。タカの仲間の代表は鷹狩などで使うオオタカだが、大きな鷹というオオタカよりトビの方が大きいし、ハイタカやチョウゲンボウはさらに小さい。タカの方がトビより大きければ、鳶が鷹を産むのはすごいと思うが、その反対だ。
そうではあっても、鷹は生きた鳥や獣の狩りをして食べるが、鳶は主として死肉を食べると聞いているので、それで鷹が鳶より上位を占めるのだろうと思っていた。

その後、以前のブログ「江戸火消しに由来する言葉(トンビに油揚げをさらわれた等) 」に書いたように鳶は鳶職のことを指すのを知ったので、「鳶が鷹を生んだ」というのも江戸時代に由来する言葉だと推測している。鳶は鳶職のような庶民を暗示し、鷹は鷹狩をするような高い身分を暗示しているのだろう。
 
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