最近見た先週のNHKの番組スーパープレゼンテーションのテーマは「アイデアがセックスをするとき(When ideas have sex)」だったが、人類の繁栄の根源に迫るテーマだった。
石器時代の石斧と現代のマウスを比べると、石器時代は一つの材料を自分用に加工するだけだったが、マウスはいろいろな人がその材料から加工まで関わっており、分業が進んでいる。このように文明は先人の築いたものを土台に発展してきており、アイデアの交換が人類発展の根源であった。チンパンジーにも親から子供へ伝える文化はあるが、それを広く交換して文明に発展させることはなかったわけだ。セックスという刺激的な表現を使っているが、情報の交換と分業が文明を発展させてきたと言っている。
石器時代の石斧と現代のマウスを比べると、石器時代は一つの材料を自分用に加工するだけだったが、マウスはいろいろな人がその材料から加工まで関わっており、分業が進んでいる。このように文明は先人の築いたものを土台に発展してきており、アイデアの交換が人類発展の根源であった。チンパンジーにも親から子供へ伝える文化はあるが、それを広く交換して文明に発展させることはなかったわけだ。セックスという刺激的な表現を使っているが、情報の交換と分業が文明を発展させてきたと言っている。
この番組を見て思い出したのだが、ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」を読んだことがあり、その中で「ユーラシア大陸では文明が発達したのに、新大陸では発達しなかったのはなぜか」について書かれていた。その理由として、旧大陸では人間の役に立つ家畜になる動物がいたことや、東西に広い大陸なので、交流があったことなどが挙げられていたように記憶している。これを読んだ連想で、中国では古代から文明が発達し、日本ではその文明を受け入れていたが、どうして日本で先に文明が発達しなかったのか、考えたことがあった。DNA的には同じ人類であり、どちらが優秀ということはないのに、中国では文明が発達した。
この理由もアイデアのセックスと同じだろう。古代の人口が少ないころでも中国は広いので交流する人口が多く、農耕や牧畜のアイデアが交換された。交換があると、その中で一番いいものを皆が採用し、さらにそれをベースに新しいアイデアを発展させて、それを広める。
農耕や牧畜で養える人口が増えると、分業もできるようになって専門技術集団もできて、さらに新しい技術を発達させることができた。
農耕や牧畜で養える人口が増えると、分業もできるようになって専門技術集団もできて、さらに新しい技術を発達させることができた。
現代の産業でもアイデアの交換や分業は技術や産業の発展の鍵だ。これまで、従来の技術の上に新しい発明をし、新しい産業が生まれてきた。こうした事以外に、パソコンの例ではマイクロソフトはサードパーティの力をうまく利用して、自分の製品の魅力を高めてきた。他の人のアイデアが自動的に自分の製品の役に立つ。ハードウェアも世界中で一番安くていいところで作るような分業体制ができている。これらは単なるアイデアの交換ではなく、その進化形のように思う。今ではそういったやり方が当たり前になってきているが、さらにアイデアの交換や分業を進化させる仕組み作りが今後の発展の鍵となるだろう。それはネット上では既に進化しているのは、これをお読みの方はご存知と思う。
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