道の駅こすげにて
謎のエンジン不調に陥っていたドゥカティ ハイパーモタードが、ついに復活(詳細はいずれ)。
ポカポカ陽気となった週末に、約4ヵ月ぶりに奥多摩を目指した。
青梅街道をひた走り、川野側から奥多摩周遊道路へ。
久々のワインディングということで様子を見ながら走り始めたが、それも最初だけ。
すぐに身体が思い出した。
いくつかのコーナーを抜けた先に、パトカーと警官が。
警官は、速度下げろのジェスチャー。
一瞬ヒヤッとしたが、そういえば交通安全週間の真っ只中であることを思い出した。
それにしても楽しすぎる!
ひとつとして同じではない様々なコーナーを、自分なりに工夫しながら攻略していくわけだが、そこにはつねに成功と失敗が混在していて、失敗すればどうすればうまく走れるのかを考えるし、成功すればさらにうまく走れる方法を考える。
人と比べて、速いのか遅いのかはさておき、自分の走りが向上していくことの喜びは、本当に何事にも変えがたい。
納車してしばらくは「途方に暮れる」という表現がぴったりくるくらい(笑)走らせ方がわからなかったハイパーモタードだが、約2年間の試行錯誤の結果、とにかくライダーが休んでいてはダメなバイクであることがわかった。
とはいえ、やみくもに身体を動かせばよいというわけでもなく、そこは奥が深い。
足首の角度を変えるだけで、驚くほど挙動が変わったりするときもある。
前後左右はもちろんのこと、「上下」の動きがすごく重要であることがわかってきたのも、恥ずかしながら、最近の話だ。

そして、走行中はスロットルを積極的に開け閉めし、ブレーキもガツンとかける。
つねに加速してるか減速しているかの状態を作ってあげたほうが、なにかとコントローラブルで、ダラーッと走らせていると本当に面白くないし、むしろ「危険」なのではないかとすら思ってしまう。
サスペンションに仕事をさせておいたほうがいい、というのはどのバイクにも言えることだと思うが、ハイパーモタードの場合は、それが極端な感じがする。
左手左足も2ストローク車並の忙しさ(笑)。
オートシフターってどんな感じなんだろう?
上記は自分なりの速度レンジでの話なので、平均速度がもっと高いライダーにはさらに上のレベルの試行錯誤があるのだろうと思うが、そんな感じに次から次へとあらたな課題が見えてくることも楽しみのひとつ。
そして、そんな楽しみ方にハイパーモタードというオートバイは本当にうってつけなのだ。
交通安全週間のキャンペーンで警察の皆さんでいっぱいの都民の森(プレゼントももらった。笑)を起点に奥多摩周遊道路を何往復かして、その後は、道の駅こすげを経由して鶴峠を激走し、檜原村の「ちとせ屋」(実は初めて行った。ドーナツうまし!)、ナップスに寄って帰宅。
いつもながらのコンパクトなツーリングではあるが、満足度は120パーセント。
バイク、楽しいなあ。



