今は誰も信じてくれないのですが(苦笑)私も小学校時代は苛められっ子でした。
正確に云うと中学の始め頃までそうでした。
その場は嫌な思いをしても通り過ぎれば何と云う事はないと思っていたので、それ程思い悩む事もありませんでした。
が、苛めをして来ない友達からも苛められっ子みたいなレッテルを貼られていたのか、そんな目で見られているのが堪らなくなった時があり、それで一念発起して住んでいた場所の近くにある空手道場へ入門しました。
周りは大人ばかり、そんな中で厳しく優しくしごかれ(笑)、毎回引きずり回され吹っ飛ばされながら、それでも一年後にはそれなりの空手も出来る様になって来た覚えがあります。
学校で苛めがあっても、いつかと思ってやり過ごしていましたが、ある時、何があったか覚えていないのですが、今で云うキレた時があり、その時に苛めに加担していた全員に痛い目を見て貰って、学校の階段から蹴落とした覚えがあります。
何しろ50年近く前ですから、今の様に空手は世間に知られておらず、だから良かったと云うべきか、一人勝ちの状態になって、その日からピタリと苛めはなくなりました。
今でこそ苛めは社会問題になっていますが、私が子供の頃から苛めはあります。
と云うより、人間が存在する以上、苛めはどこにでもあり得ると云っても良いでしょう。
自分の身は自分で守らなければ、誰も守ってくれませんし、もし守ってくれる人がいたとしても、ずっと誰かに依存して生きる事など出来ません。
闘うか、逃げるか、選択は色々です。
苛めは、最初は悪ふざけから始まり、それがエスカレートして苛めに発展します。
最初の悪ふざけの段階で、上手くやれていれば、そう云う目に遭わないで済むかもしれません。
恐れないで、思い切って自分の結論を出すべきです。
逃げるのも良いし、闘うのも良い。
やり方は人それぞれです。
学校なんて、どうせ味方にはなりません。
もしなったとしても、その後に苛めが余計に陰湿になるだけです。
頼れるのは、最後は自分と家族だけでしょう。
相手に対抗した時に使ったのが正拳突きと前蹴り。
あの頃は回し蹴りなんてものはなかったし、あっても前蹴りの変形として使う程度でした。
ですから、今でもこの二つには拘りがあります。
前蹴りにも色々な方法論もあれば、バリエーションもあります。
回し蹴りや後回し蹴り等々、色々な蹴りがありますが、やはり拘りは前蹴りですね。
