幼年部・少年部審査会 | Adept・Mentor 島津成晃の独り言

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島津相談室代表
正伝流空手道中村道場相談役

 今日は正伝流空手道の幼年部・少年部審査会でした。
本当は13日に予定していたのですが、地震の影響で延期し、少年部を今日、一般部を22日、それ以外にも道場生の都合に合わせて練習時間内や他の日にと云う形で、審査を分散しました。

 いつもながら、子供達の頑張りは微笑ましく、嬉しくなります。
以前に比べて段々と気合いも入って来ていますし、動きや技は明らかに上手くなっています。
子供達の運動能力やパフォーマンスは凄いですね。
大人には考えられない体力と柔軟性を持っています。

 ですが、ミットやスパーリングでは凄く気合いが入っていて大人顔負けなのですが、基本や移動では動きは凄いのですが、何か物足りなさを感じてしまいました。
これは大人でも同じですが、基本や移動にこそ力を気合いを入れて欲しいのですが、実際に相手が眼の前にいないし、当てないので、実感が湧かないのでしょうね。
眼の前に本当に敵がいると想定して、その相手を一撃で倒すと云う気合いを持ってやるのが基本や移動稽古ですが、その当りが出来て来るともっともっと良くなるのになと思いました。

 また、現代っ子の特徴か、腰高で重心が高く、棒立ちになってしまっていて、どこかフワフワしている様に感じます。
スパーリングやミットでは、その浮いている感が動き易さに繋がっていて、蹴り等は素晴らしく出ていますが、突きがやはり手突きになってしまっていて、重さがないですね。

 昔、私が空手を習った頃、歩き方3年、握り方3年と云われたものでしたが、正しい歩き方をして土台と芯を作らないと、身体だけではなく心のバランスも崩れ易くなります。
その当りがこれからの課題かもしれないなと思います。

 が、やっと少しずつ希望が見え始めた時、こうして幼年部や少年部の子供達の頑張る姿を見て、審査して、とても嬉しくなりました。
彼らがこれからもっともっと空手を好きになって、そこから色々な事を学んで行って、日常に生かして行ける様になって欲しいなと強く願っています。

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