一時期、ウェブ広告でよく見かけていたタイトル。図書館にはとてもお世話になっているし、読んでみようか、と1巻だけ買って積んでいたのをようやく読んだのでした。

 物語は、とても久し振りに図書館を訪れたとある高校生が、過去の延滞を指摘され、紛失してしまったその本を弁償するところからスタート。ヤンキー風な高校生と癖のある図書館員たちとの図書館ライフが描かれます。

 実は自分も、水濡れで一回弁償することになったことあるんですよね。一緒にカバンに入れていたペットボトルの口がちゃんと閉まっていなかったみたいで。流通量が豊富な本ではなかったから、現物入手が結構大変だった記憶。本作では、弁償のほかにも修繕や返却処理ミスの話とか、あまり知られていないであろう図書館のあれこれが描かれていて、面白かったです。

 1巻ラストでは、主人公の高校生、石平君の、悪そうな友達が現れて、石平君の将来やいかに……!というところ。図書館でのアルバイトで、何か変わったりするのかな。

 現在も連載中で、11巻まで出ているみたい。ちょっと今荷物整理の時期なので、しばらく続きは買わないと思いますが、機会があったら続きも読みたいね。