GWに遊んだゲームです。少し前に記事にしたした2作、"Old Man's Journey"、"When the Past was Around"と同様パズルゲームですが、本作は結構ボリュームあったかな。2日ぐらいに分けて遊びました。
タイトルは、主人公の自己紹介より。ゲームはイギリスのとある島にある博物館の元館長(主人公)のモノローグからスタートしますが、なんと彼は「自分は死んでいる」と。でも続けて「それは大きな問題じゃない」と非常に明るく自己紹介してくれます(記事の後ろの方に自己紹介部分の動画つけます)。
自分より先に亡くなっていた愛犬スパーキーの幽霊に、島の「管理人」の力が弱まっていて危機が迫っていることを知らされ、それを食い止めるために次期「管理人」候補の元住人(つまり幽霊)たちを探すことに。元住人の幽霊を呼び出すために、彼らを記憶している人や動物の思い出を探り、ゆかりの品を見つけ出す部分がパズルになっています。
パズルは比較的簡単でボタンを押し続けるとくるくる動く絵を、しかるべきところで止めて正しく表示させることで思い出が語られ、マップ内から思い出の中に出てきたゆかりの品を探します。主人公が幽霊なので、いろんなものをMRIみたいに透視できるのが面白いギミックかな。意外なものの内部にゆかりの品があったりして面白い。
メインのゲーム進行の他に収集要素としてグレンキンという幸運の妖精がいて、それはものを透視した時のシルエットの絵合わせをすると見つけられます。ちょっと数学の空間図形の切断面の問題とか思い出したな。当時も苦手だったし今も苦手だったわ……。でもこれだけ物体をくるくる回せたらそれだけで面白いし、割と適当にぐるぐるやってたら「近いとこまで来てるよ!」ってコントローラーが振動して教えてくれるので大変親切。私が高校生の頃にこんな感じで学べる問題集があったらもうちょっと空間図形と歩み寄れたかもな。
さらに別のやり込み要素として、謎かけしてくるミスター・ウィスタブルという謎の生き物がいて、これは制限時間の中で謎かけされた品物を見つけだすというもの。ちょっとわかりにくいものもありてこずったな。2つくらい攻略サイトみちゃった……。答えが既にインタラクトしているものだったりしたのが結構悔しい。
グレンキン集めとミスター・ウィスタブルのなぞなぞも全部やって、たっぷり10時間ぐらい遊べました。カラフルな絵柄と、イギリス!って感じの英語音声で大変楽しかったです。
本作中で出会う幽霊の皆さんは、よく「西へ行く」って言っていたけれど、西方浄土かな?……というのはまあ冗談ですが、ちょっと『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出しました。西の方にとこしえの国があるという考えは、イギリスにあるものなのか、トールキンの創作なのか、どっちなのかな~。
私はPlayStationで遊びましたが、パソコンやSwitchでもできます。
それにしても故人の想い出を辿るゲームばっかりやっているな……パズルゲームの設定として「故人の想い出」って相性がいいのか……?