美しさとは何か、
なぜ人は美しく生きなければいけないのか、
ということを、僕は常日頃から自問自答している
わけです。
でもこれは、とてつもなく難解な問いで、
おいそれとは答えの出ない問いであり、
恐らく一生かかっても、答えがでるか、でないか
レベルのものではないかと思うのです。
なので、現時点ではあくまでも仮説的な
答えというか、持論で僕の考えをまとめて
みることにしました。
まず、美しさとは何かというと、それは
自分らしさではないでしょうか。
いろんな人を見比べてみるとわかると
思いますが、自分らしく生きている人は
周りから見ても、輝いているというか
生き生きとしているなということが、
目に見えて、わかると思います。
これは、自分がやりたいことを心の底から
楽しんでいるから、その溢れるエネルギーが漲って
何かオーラのようなもの発していて、
それを見ている周りの人からすると、とても美しく
見えからではないかと思います。
逆に、
自分らしさを消して生きている人は、
本当に目の前のことしか頭になくて、
その時その時を、必死で生きている感じが
します。
まあ、それはそれで、傍から見たら
「あの人、大変そうだな~。」
と、同情の眼差しで見られるかもしれませんが、
やはりその姿は、輝いては見えないし
美しさはそこにはないと感じるでしょう。
このように、見比べてみると
自分らしく生きていると、そうでない人とでは
相当に感じる印象が違うし、この差は
時を重ねれば、重ねるほどどんどん、どんどん
広がっていくいっぽうでしょう。
でも、
これは何も自分らしく生きているひと人が、
そうでない人よりも、特別に優れているからとか、
物凄く努力したから
ということではなくて、
単に、自分に正直に生きてきたか、
来なかったか、これだけの違いなのです。
自分に正直に生きることは、
口で言うのは簡単だけれど、
実行するのは意外と難しいことです。
特に、大人になればなるほど、色々な
しがらみもあるし、変な知識や常識ばかりが
身について頭でっかちになり過ぎてしまうので、
本当に厄介なことです。
だからこそ、
大切なのです。
自分に正直に生きることが、
美しく生きるためには大切なのです。
次に、
なぜ、美しく生きなければらないのか、
という問いです。
これは、本当に相当悩んで、悩んでも
悩んでも足りないくらい難しくて、
そもそも、そんなこと考えなくても
いいんじゃないのって、現実逃避したくなる
程の問いなのですが、
そんな時に頭に浮かんできたのが、
昔から日本人はそうやって、
美しく生きてきたから、
僕たちはそれを、受け継がなければ
ならないということじゃないかと
思うのです。
遠い昔から日本人は、義理や人情・忠義
などを重んじてきたきました。
これは、世界中には色々な民族がいて
いろいろな思想や、神様がいるわけですが、
そんな中で、
常に相手のことを考えて、思いやるみたいな
ことを考えている民族って、日本人以外ほぼ
皆無だと思うのです。
だからこそ、
「おもてなし」みたいな発想が、日本人には出来て
それを世界は、日本の独自の文化として
認めてくれるのだと思うのです。
そんな素晴らしい国は、日本しかないし
それは、遠い昔から日本人は普通に
やっていて、それが今の日本人にも受け継がれている
ということだと思うのです。
ここに、日本が世界のどこの国にも負けない
強みがあって、それは本当に日本人として
美しい在り方だと思うので。
そして、僕たちはまた次の世代に
美しい日本人の在り方を、伝えていかなければ
いけない義務があるのだと思うのです。
そして、さらに
日本人がもう1つ、大事にしていたのが
散り際の美しさです。
そうやって、
美しく生きてきたのだから、
死ぬ時も、美しく潔く死にたい
というのは、
日本の武士道精神からしてみれば、
至極当然のことなのであります。
まあ、その武士道的美学が
太平洋戦争では、さらなる悲劇を生んで
必要以上の被害を被ってしまったのは
否めませんが、それはそれで、何とも言えませんが
二度と同じような過ちは犯さないように
しなければならないと思います。
自分は、何のために生まれて、何が出来て、
どうやったら人の役に立てるのだろう、
そんなことを考えて生きるのも、いいかもしれませんが
それは、いささか肉体的にも、精神的にも
苦痛になるのではないかと思います。
そんなことよりも、
散り際に、美しく散りたい。
そのためには、
日本人として、精一杯美しく生きて、
自分らしく楽しく生きていきたい、
そのほうがよっぽど、健康的で
毎日が充実して過ごせるのではないか。
そんなことを、
この音声を聴いて考えることが
出来ました。
http://sources-of-the-money.com/
あなただったら、一体どんなことを
感じ取れますか。