人生には予想もつかないことがある。
私たちの努力や頑張りではどうにもならないことがある。
それがどんな種類のものかは人それぞれ異なりますが、およそすべての人がそんな世界を持っているように思えます。
三浦綾子さんはそれを「神の領分」と言いました。
「努力すれば何とかなるんだ。頑張れば何とかなるんだ、何とでもなるんだ、
夢と希望を持ち続ければ絶対に実現するんだ」ということばを私はあまり信用しません。
努力して頑張れば必ず実現すると言われながら、そうならない例をたくさん見てきました。
自分の思いで何かをしよう、実現しよう、達成しようと思う人には、どこかに驕りの心があるのかもしれません。
私たちでできる限りのことをして頑張るのはいいのです。
しかし、結果はわからない。
頑張ることも悪いことではない。努力することも悪いことではありませんが、
しかし、自分の思いどおりの結果に絶対になるはずだと思いながら取り組むこと、生きることは、驕りたかぶり、うぬぼれ、傲慢なのかもしれません。
やるだけのことはやって、あとは天や宇宙や神に委ねる。
こういう考え方のほうが人間を楽にしてくれるような気がします。
心に響いた珠玉のことば
P20-21
小林正観
KKベストセラーズ