ものごとのよい面を見る、人のために尽くす、信仰心をもつ、大いに笑う等々、ポジティブな志向は、体を温める。
「情熱」は、「体熱」も高めるのである。
逆に、ものごとの悪い面を見る、不平、不満を言う、悲観する等々のマイナス思考は、体を冷やす。
イギリスの病院で、同じくらいの病態の乳ガン患者に、「今の心境」を尋ねたところ、約半分は「もうだめだ、または、医師に全て任せる」と思っており、
残りの半分は「何が何でも治してみせる」という気概をもっていたという。
後者の人たちはサプリメントや人参ジュースなどの自然食療法、瞑想療法・・に必死に打ち込んだ、という。
5年後、前者は80%死亡していたが、後者の人たちは90%生存していたという。
昔から、「病気」は「病半分、気半分」または「気の病い」などと言われるが、
英語のdisease(病気)も、ease(容易、安楽)に、反対の意を表す接頭語の「dis」がくっついたもので、
いかに「気持ち」が影響するかが示唆されている。
「食べない」健康法
P157
石原結實
PHO文庫