会計と企業経営のあいだ -9ページ目

2009年のIPOを振り返る

みなさん、こんにちは。
遅ればせながら、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

本日の「会計と企業経営のあいだ」では、ここ数年で最低の水準となった2009年の新規上場企業について振り返ってみたく思います。


2009年の新規上場企業数は、なんと19社。
一時のIPOバブル期に比べ、数十年来の最低の水準となりました。
市況の低迷(株価がつかない)ことを理由に、上場を延期した企業も多かったようです。

一方で、上場するための、また上場を維持するためのコストは年々上昇しています。
例えば、内部統制制度(J-SOX)への対応や各ステークホルダーへの費用など。
そう考えると、「なんのための上場なのか」について改めて検討する機会になったのかもしれません。


昨年の上場企業のうち、新しいビジネスモデルやユニークな企業というのは少なく、社歴の長い中堅企業も多かったように思います。
その中で、圧倒的な利益率で目を引いたのがクックパッド(2193)。
同社のビジネスモデルには、今後のネットビジネスのヒントが隠されているようにも感じます。
料理に関連する広告売上を中心に、ユーザーからの有料課金も堅実におさえている印象を受けます。

不況が続くと企業の広告予算が削られ、結果として広告モデルに依存しる企業はその煽りを受けることになります。
そのため、不況でも広告により訴求できる、付加価値の高い商材に注目が集まります。
一方でインターネットメディア系の好調な企業は、うまくユーザー課金による有料会員を抱えているように見えます。
ソーシャルゲームをはじめとする各種アプリなどの浸透により、手軽にユーザー課金が行えるインフラが整いはじめていますので、そろそろアッと驚くビジネスモデルの登場に期待したいところです。


2010年は、早速2社の上場承認が行われました。
ペット保険のアニコムホールディグス(8715)と、ブライダル企画運営のエスクリ(2196)。
低迷する日本経済への活性化のためのも、今年の新規上場企業には例年以上に注目が集まっています。


本日の「会計と企業経営のあいだ」はここまでです。


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