ゾレア皮下注用150mgの同効薬・薬価一覧 - 薬価サーチ2024【薬価検索&添付文書検索】 (yakka-search.com)

 

喘息治療用の抗体医薬「ゾレア」、日本上陸へ:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)

 

 

いわゆるバイオ薬は薬価が高いです。

 

接種開始から10年程度ですが、あの頃の東京23区は道路も公園も吸い殻だらけで、自宅で窓を開けたら受動喫煙被害に遭うほどの状態でした。

 

外部空気の取り入れ口など、深夜帯でも路上喫煙やベランダ喫煙がひどくて、引っ越し早々に密閉していました。

 

それでも喘息発作頻発で、入院の必要があったけれど病床の空きがなくて処置室で様子見をして帰宅などということもありました。

 

それが喫煙者の嗜好が加熱たばこに代わり、路上など見た目は吸い殻が以前より減ったけれど、相変わらずの受動喫煙・残留受動喫煙被害蔓延地域が東京23区です。

 

この被害を自腹で治療し続けるために、高い費用を支払い続けています。

 

 

そのゾレアですが、今年の4月以降に支払った医療費が安くなっていたので、薬価が下がったのだろうと思っていました。

 

さっそく調べてみると、支払った医療費に相応した薬価引き下げとなっていました。

 

この処方薬のおかげで、育児が続けられたようなものですから、本当に感謝しています。

 

 

因みに、ゾレアを接種開始後、すぐに劇的に効いたのはアレルギー性鼻炎でした。

 

あんなに鼻がスーゥ、スーゥッと通ったのは、もしかしたら生まれて初めてだったのかもしれません。

 

難治性発作性気道閉塞疾患という指定難病である「難治性喘息」の、通院が必要となるほどの重症発作が出なくなったのは、接種後1年半から2年が経過した頃でした。

 

特に秋に喘息発作で通院せずに済んだことは、相当な自信となりました。

 

 

ゾレアを接種継続しながら、重症発作で通院だったり、通院先の待合場所に喫煙者が多くて残留受動喫煙被害に遭って発作が出て、既に定期受診を終えた呼吸器内科を再受診してステロイド剤の点滴治療を受けざるを得なかったときがありました。

 

その時の率直な気持ちは、「ゾレア、続けられるのかな」という不安でした。

 

この頃の通院先は既に敷地内禁煙でしたが、外周道路沿いで違法な喫煙が繰り返されていましたし、タクシーから乗り降りする患者が喫煙していたなど日常的に見かける状態でした。

 

ゆえに、通院するだけで受動・残留受動喫煙被害に遭っていましたから、通院すら気分は命がけでした。

 

ひどい時は、循環器科の診察室に入ったら、待合よりたばこ臭が蔓延していたこともありました。

 

恐らく、前の患者が喫煙者だったのでしょう。

 

 

未だに、軽度発作時に効果があるシムビコートを頓服利用することから離れられていません。

 

それが外出であろうと散歩であろうと、違法な喫煙はいたるところで続いています。

 

日本政府、東京都、住んでいる区の全ての行政機関は、積極的に喫煙者削減と路上喫煙や居酒屋と車内喫煙摘発に動いていません。

 

コンビニでは、未だに堂々とド派手なたばこ広告が掲げられていて、レジ奥の棚はタバコで占められているという愚かしい、嘆かわしい依存性薬物大国です。

 

子供の手が届くところに、アルコール飲料すら平気で陳列されています。

 

アルコール刺激による喘息発作の論文すら、代議士は読まないでしょうからね。

 

こんな住環境ですから、救急外来受診がほぼなくなっただけでも、ゾレアに感謝するわけです。

 

 

バイオシミラー薬という、バイオ薬のジェネリック版が登場しないと薬価は下がらないかと思っていました。

 

内服や外用の処方薬で、先発薬から後発薬(ジェネリックのこと)に代えたら、副作用で湿疹が出たり、妙に効果が低くて吸入回数が増えてしまったりということがあったので、先発薬の薬価が下がって利用を継続する方が、安全で安心です。

 

過去の経験で驚いたのは、通常の後発薬で副作用がなかったのに、後発薬製造にかかわる不正で処方薬不足となって使うことになったAG(オーソライズド・ジェネリック:先発薬企業が認めた後発薬)で、先発薬服用時は発生しなかった副作用に悩まされたことでした。

 

ゾレアも当初は遅発性アナフィラキシーの指摘があったことを考えると、先発薬の薬価が下がって継続接種できることが望ましいです。

 

後発薬製造にかかわる不正は、特に供給体制においていまだに影響多大ですから、接種継続のためにもこの方法が妥当に思えます。