これでは小学校から私立に通うのと同じ…「塾と家庭教師に月40万円」中学受験"課金沼"にハマった母親の悲鳴 母親が"中受離職"で世帯年収は1000万円超→700万円 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

 

公立中高一貫校に通い始めて、我が子の同級生の母親様たちと懇談する機会がたまにありました。

 

ここで驚いたことは、公立中高一貫校入試の得点開示制度で得た子供の得点が、親の口から公開されていたことでした。

 

我が子の希望があって利用しましたが、学校での懇談の場で暴露大会しなくてもいいような気がしました。

 

 

その時の会話は懇談会上だったので様子見していました。

 

更にその会話の中で、著名な塾(複数の場合あり)、家庭教師(これまた学科別だったり)と、上記リンク先の記事にあるような課金ゲームが話題に上っていました。

 

私はもう、何も口にできない気分になっていました。

 

 

塾、我が子は模試以外で塾に立ち入ったことすらありません。

 

格好をつける訳でも自慢でもなんでもなく(そう受け取られた過去が多々ある)、我が子が中学受験を希望する(就学する)前から、希望して応じた場合の総費用を試算していたからでした。

 

 

家庭教師、えっ…、私が子供が望む時にやっていたことになるのかな…(親だから無償です)。

 

大手塾、個別塾…、確かにテキストの中古品を格安入手しましたが、これだけの課金は適切ではないと判断しました。

 

その代わり、親がテキスト作りして、我が子が解いていました。

 

主に学んだのはZ会の通信教育と、その中での保護者会や子供が受講したオンライン授業で紹介されていた問題集や参考書、書籍で学んだだけですが…。

 

既に書いたことですが、子供が通っていた小学校に調査票を受け取りに行くなどしたら、同じように受け取りに来ていた子供の同窓の母親たちに塾にすら通っていないから本番の入試がお試し受験と失笑の種にされていたこともありました。

 

それゆえ、こういった情報公開は一切行いませんでした。

 

 

もし次にこのような催しがあったら、学力推移調査や中間試験の結果はそれぞれの親が把握しているでしょうから、更に会話しにくくなりそうです。

 

我が子は、未だに自分で目標設定して学び続けています。

 

学年内での順位や獲得すべき五教科や九教科の平均点を、自ら意識しています。

 

定期試験前に新しい友達と遊びに行ったり、お食事会に参加したりなど自ら断って、親が驚くほどひたすら学び続けています。

 

 

学校からの帰路で同級生のスマホ画面を見せてもらうようですが、自分で持つことはしませんし、希望すらしません。

 

SNSやオンラインゲームは、学習能力を下げるものであることを、自分で記事を読み、私に話して「持たないからね」と断言しています。

 

私が緊急事態用にと勧めた、4Gや5G接続できない、Wi-Fi接続のみ可能な以前のスマホの利用を勧めても、「持っていると思われたくないから」と断られました。

 

因みに、上記の会で、他家の親からゲーム漬けだったり、SNS漬け、同級生と頻繁に会っては話し続けているなどの話題が出ます。

 

このことすら上記の懇談会で「そうなんですね、大変ですよね」と言葉を発した後、二の句が継げなくなりました。

 

 

 

先日、小学四年生から公立中高一貫校に合格して納めた費用で、中学受験にかかった学習代、模試と交通費、受験料と交通費や飲食費、合格した学校へ納めた入学金の合計を計算しました。

 

道中の公共交通費や飲食、ペットボトル一本に至るまで記録を残していたのですが、どう転んでも諭吉(そろそろ渋沢栄一さんに代わりますね)百枚なんて届きませんでした。

 

それより、第二志望校以降の私立校へ支払った入学金等の金額が膨大でした。

 

 

小学四年生から複数の塾の掛け持ちや家庭教師複数への課金ゲームをこなせる世帯は、世帯所得が一千万円なんて軽く超える世帯と競争していたのかと思うと、気持ちが悪くなって嘔吐しそうになってしまったほどでした。

 

我が子が就学前に大手塾の下見に行ったり、総経費試算を行った時の金額のあまりの大きさに、また中学受験後に私学に通い始めた場合の経費計算をしたときの試算総額のあまりの大きさに、深夜に一人で唸っていたことがありました。

 

この試算総額があまりに膨大にもかかわらず課金ゲームに参加する時点で、中学受験とは親の狂気としか思えませんでした。

 

我が子が就学してから「偏差値30からの中学受験」を読んだ時、当時は牧歌的だったのだと感じるほどでした。

 

現在は、私が行った試算をする必要がない、とんでもなく世帯収入が高い世帯の子供が挑戦し続けている世界なのだと、改めて強く認識させられた次第です。

 

 

大げさではなく、受験一つ、1月中に埼玉県、千葉県など近隣県に遠征する、いわゆる「お試し受験」の費用すら複数校に渡っている世帯が非常に多いことは把握しています。

 

我が家は一校もお試し受験していません。

 

事前に調査していた時、ホテル宿泊せねば無理ではないかというところもありました。

 

仮に通えそうなところをお試し受験して合格しても、入学金などを納めない選択肢はあります。

 

しかし、殆どの親は納めていたことを話していました。

 

お試し受験を何校受けるかにもよりますが、合格した場合の振込金額すら膨大で、その上に事前経費の大きさ、複数校受験をしていたら、さらなる課金をしていたことになります。

 

 

本当に驚かされるのですが、懇談会やPTAの後も食事会だの飲み会だのと外食を平気でされる方々で、そのお約束をする場面に多々出くわしました。

 

雰囲気から察するに、親が遊びたくて飲みたくてしゃべりたくてしょうがないという印象でした。

 

これだけ課金ゲームで多額の支払いをした上に、更に遊びで課金するのです。

 

いったい何のためにそんなことをするのか、全く理解できません。

 

 

因みに、その子供たちと言えば、入学後は早々に同級生でレストランなどに繰り出していていたそうです。

 

我が子にもお誘いがあったそうですが、今のところすべて断っていて、今後も行く気はないそうです。

 

 

こういった方々は、ペットボトル一本買えば、それで百円玉や十円玉が消えてしまうという意識ではないのです。

 

我が家の場合、我が子に経験してもらうために外食する以外は、滅多にありません。

 

これすら、我が子自身が自宅で作ったほうがおいしくて体に良い選択ができるのに、なぜあえて外食するのかと質問されます。

 

外出先でペットボトル飲料を購入する時も、自動販売機<コンビニ<量販店のPBブランドです。

 

ペットボトルは持ち帰り、洗って量販店のリサイクルボックス利用で廃棄することで、ポイントをもらう意識があるほどです。

 

こういう流れが生じること自体、年に何度あるかという程度でした。

 

 

稼いでいれば投資に回すより散財してしまうことを、中学校入学時点で身につけさせていることに驚かざるを得ませんでした。

 

模試を受けに出かけて、持って行った水筒で足りなかったからペットボトル飲料を一本買ったという我が子の感覚は、とてもじゃないけれど通用しそうにありません。

 

そのペットボトル容器すら、金銭に代わるポイントのために持ち帰っていたくらいです。

 

これは昼食の意識でも同じで、我が子の希望で途中で買い食いなどせず、帰宅してから昼食を取っていました。

 

親が時間の都合で勧めても、我が子は帰宅して食事をしていました。

 

例外は午後受験の時でした。

 

 

 

同じ中高一貫校に進学した子の親同士でも、感覚が異なり過ぎて、会話がかみ合わなくなることがしっかりと見えてしまいました。

 

既に通学している我が子はというと、同級生の趣味を把握し、その中で自分に合いそうなものを見つけては人付き合いの道具としています。

 

但し、課金ゲームの可能性がある場合や、そう見えたら、早々に身を引いているようです。

 

これは私も同じで、課金ゲームとその結果云々が道具である親たちの場合、立ち入らぬことがわが身を守ります。

 

「見ざる、言わざる、聞かざる」で、その場に参加した実績だけが大切ということです。

 

 

私は、我が子の成長に寄り添うだけです。

 

世帯の在り方や環境差があまりに大きいと、会話でありのままを話すだけで「自慢」と「嘘つき」扱いは当たり前の環境でした。

 

その上に専業主夫世帯であるからこその、性差別に基づいた虚偽の流布がつきものでした。

 

ゆえに、少なくとも親同士の関わりは最低限で、接点を持たないことが妥当です。

 

思春期の子供たち相手であっても、何を話し出すかわからない方が相当数いますから、興味すら持たれないことが妥当です。