難治性喘息(難治性発作性気道閉塞疾患:PROD:Paroxysmal respiratory obstructive diseases)を患っていると、片付け作業が本当に大変でした。

 

不織布マスクを着用していても、片付けが終わったころには喘息発作に見舞われていました。

 

加えて、アレルギー性結膜炎や鼻炎にも、普段以上に悩まされていました。

 

これがゾレア接種開始後3年以上経過したら、こんな症状が起きることが稀になっていました。

 

 

過去には、タンスにしまっていた夏と冬の服を入れ替えるだけでも、重度の発作に見舞われていました。

 

かなり頻繁に掃除機などで清掃していても、目に見えないホコリやダニの死骸は必ずあり、発作の原因となっていたようです。

 

思い返してみたら、こういうこと一つ、ゾレア接種を開始して3年後には消え去っていました。

 

 

コロナ禍に入り、救急外来受診が難しい時期に、室内の二酸化炭素濃度を把握しながら、外気を遮断することで近隣住民や通行者・車からのたばこの副流煙防止策を取った時も、換気によるアレルゲン(ホコリやダニ)除去が不可能になることが、発作頻発の心配の種でした。

 

これが杞憂であり、逆に二次・三次喫煙被害を防止できた方が、軽度を含めた喘息発作の激減につながったことも、ゾレアの効果があってこそなのではないかと考えています。

 

逆に、PM2.5対応の空気清浄機フィルターの汚れが減り、換気した方が空気の汚れがひどかったことにも驚きました。

 

取扱説明書を読めばわかることですが、喫煙者が室内で同じ空気清浄機を使用した場合、フィルタの寿命ははるかに短くなります。

 

「換気は大切です」と一般的に役所は指導しますが、相当に場所によるのだろうと理解できる事柄でした。

 

妻の在宅勤務が始まった時、花粉症が驚くほどに改善したことと同じでしょう。

 

スギやヒノキの花粉が飛びまわっている時期の花粉症による発作頻度と同じように、たばこの煙で外気が汚れているということです。

 

一般的なアレルゲン対応にゾレアが効果を上げ続けているので、たばこの煙のような他者殺傷する物質にまみれないようにすることが、体調管理に欠かせないのです。

 

 

保管義務機関の5年が経過した、医療費領収証の処分も進めています。

 

妻に負担をかけてきた歴史だなぁ…と感じながらの作業です。

 

妻の所属する企業の、福利厚生制度にも感謝です。

 

公的保険制度も、と書きたいのですが、ザ・官庁の財務省がたばこの同元である限り、素直に書く気になれません。

 

 

アロテックやビソルボンにインタール使用で始まった喘息生活ですが、この医療制度があったから生きてこられた人生です。

 

それでも、未成年の頃は発作頻発で入院生活と通常生活の繰り返しでした。

 

成人年齢前後から、「入院が必要だけどベッドの空きがないから、今夜はここで様子を見てから帰宅してください」と、ストレッチャーの上に横になり、点滴を受けてから帰宅することが増えました。

 

長期出張先でも、同じことの繰り返しでした。

 

それが携帯吸入薬の進化とゾレアというバイオ薬が登場して、救急外来受診すら激減しました。

 

フルタイドやキュバールにアイロミールの組み合わせで始まったのが、携帯吸入薬使用開始時でした。

 

口とこれら吸入薬の間のスペーサーが無料で配布されたことで、吸入時の喘息発作が減りました。

 

私が子供の頃は、このスペーサーが登場した時は有料で、東京都は全額補助、大阪府は半額補助で、それ以外の地域は自費購入でした。

 

まず、医療機関に置いていなかったし、担当医から紹介もされませんでした。

 

今のところ、ゾレアとレルベア、非ステロイドの内服薬の組み合わせがベストチョイスになっています。

 

 

自宅で片付けやその後の掃除をしながら、「外で仕事していなくても、掃除や片づけが気兼ねなくできるようになった」と思える自分になれたらと思っています。

 

思い起こしてみたら、未成年の頃に考えられなかったことができているのですから。

 

母が自宅で大規模な片づけをするときは、私が学校に滞在している時間が長い日か、入院中でした。

 

こんな日も学校から帰宅したら、その夜に発作を起こしていることはザラでした。

 

退院して帰宅したら、家の模様替えが終わって数日経過した後だったということは、本当によくあることでした。

 

 

サイボーグと言えば人造人間のことですが、生化学的サイボーグとでもいう存在が、今の私です。