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ウルトラマンオメガ総括〈後編〉

〈関連記事アーカイブ〉

〈番組ごとのウルトラマンの定義〉

「ブレーザー」以降のテレ東ニューージェネウルトラマンは、

世界が個々に独立していて連携がなく、

「ウルトラマン」の存在認知や命名の経緯も異なる。

 

「ブレーザー」では、

何十年もの間に渡り、宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」がいた。 

 

「アーク」では

覚えている限り、劇中で「ウルトラマン」という言葉への具体的な言及がなかった。

 

「オメガ」本人は「オメガ」としか名乗っておらず、

第15話でウタ サユキによって

「ウルトラマン」と命名されるまで、

劇中では「巨人」と呼ばれていた。

 各タイトルごとに毎年ウルトラマンの定義や位置づけが異なり、

しかも説明・解説の有無もまちまち、という不安定状態が延々と続くのはいかがなものか?
 

近藤頌利の2年間〉

 

ホシミ コウセイ役の吉田晴登によれば、

「オメガ」に要した期間は3ヶ月。

だがこれは、本編撮影の期間のこと。
一方、オオキダ ソラト 役の近藤頌利(こんどう しょうり)は、

キャスティング決定から撮影終了まで2年を要したと証言している。

 

 

1994年4月12日生まれで現・31歳。

 本作のヒロイン、イチドウ アユム役の工藤 綾乃(くどう あやの 1996年年5月28生まれ )が、

女性にしては29歳と高めの年齢で起用されたのは、男性主役が現役時31歳だったことの影響かも。

 

※ただし男性主役の最高齢起用は近藤頌利の31歳ではなく、「ブレーザー」(2023年7月放送開始)のヒルマ ゲント役 、蕨野友也(わらびの ともや/1987年8月4日生まれ)の現役時35〜36歳。

   

「オメガ」最大唯一の特色は、彼がウルトラマンを出自(しゅつじ=人や物事の生まれ、血統、家柄、あるいは起源や出どころを指す言葉)とせず、「宇宙観測隊」なる完全新出の身分だったこと。

「セブン」の元身分=本職

「恒点観測員340号」が発想の原点だろう。

 

29,302 回視聴 2024/05/09

 

だから「恒点観測員のセブン」と「宇宙観測隊員のオメガ」には共通点があり、

  • 人間態(モロボシ ダンやオオキダ ソラト)は地球人との融合や憑依ではなく、異星人(セブンやオメガ)の擬態であり、任務終了後も分離や別れがない。
変身前の人間態と変身後のウルトラ戦士が並び立つ画像として、

↑「セブンならぬセブン上司は不適では?」という、ひそかな心の問いかけに従い、

↓より適切な画像を後日発見。

オメガとの組写真まではリテイクしないので、やりたい人はどうぞご自由に。

 

と、ケチくさく考えてると、

 

18,121 回視聴 2026/02/01

超最新の画像が取得できたので、

こうしてご披露。

これぞ「変身前の人間態と変身後のウルトラ戦士が並び立つ画像」!

 

 宇宙観測隊はつくづく謎の組織で、

  • 他星の文明や生命が失われようとも、ただ見ているだけの任務に意義や価値があるのか?

  • 本来の任務にはそぐわず、まるでウルトラマンになることが運命づけられているようなスタイルと武装、戦闘能力に大きな違和感。

※AIのフェイク画像で公式ではありません。

 

結局、宇宙観測隊という「オメガ」作品世界独自の設定は、

「変身前後が同一人格な『セブン』1967の世界観から始まり、別人格の地球人への憑依、融合という『マン』1966の世界観へと帰結する」ための前提・お膳立てに過ぎず、深い設定は考えられてないっぽい。

 

〈作品世界独自のしきたり〉

 

ところが、このかなりフクザツな構造や仕組み、

ストーリーやドラマの趣旨を、ファンは苦もなく瞬時に読み取っているっぽい。

 

 

よほど作品世界に精通していると言おうか、

内容把握に長けていると言おうか、

シリーズ全体を見続けて、

「ウルトラ道」とか、「しきたり」「ならわし」に馴染んでいる。

 

これはウルトラ初体験組の対象児童年齢層の理解の範疇をはるかに超え、

(最古オリジナルの「Q」から「タロウ」までと、最新ニュージェネ全作皆勤賞なウルトラ通の)私でさえも瞬時に把握できないことを、

動画配信者はもちろん、

コメント欄の視聴者までもが、即座に内容を把握していることであり、

正直オドロキの事態であった。

 

番組「ウルトラマンオメガ」の弱みと言おうか至らなさには、

  • 積み上げてきた設定を後になって平気で覆(くつがえ)す。
  • メテオカイジュウのオメガ支援は1回の出動につき1種類だけというルールは、後であっさり反故(ほご)にされ=以前にした言動などをないものとされ、最後の方では1体の敵怪獣に、レキネス、トライガロン、ヴァルジェネスの3体がかりで襲いかかっていた。
  • ウタ サユキの登場回は、12・14 - 17・20・22 - 25話の全10回と断続的で、中途に代理人的な男性キャラが割り込む回があって行きつ戻りつの乱調や混乱が見られる。
  • コウセイが「メテオカイジュウ使い」なことは、アユムに中間エピソードで早々とバレる一方、ソラトがオメガだという正体バレが明確には描かれず、いつの間にかアユムもサユキも知っていた。
等々のストーリー/ドラマ/プロットの「ほころび」が随所に目立ち、各所の「押さえ抜け」が「作劇としてホントにそれでいいの?/これで視聴者の子供が理解できるだろうか?」と私は気になったが、そういう意見は他では聞かない。
 
「そんなの、雰囲気や気分でわかるじゃん」「ウルトラシリーズのお約束は暗黙の了解」かも知れず、「子どもの数が減ってるし、60年つき合い続けるファンやマニアへの配慮」「わかる人にはわかる=わからない人は語る資格なし」「60年も同じフォーマットじゃ進歩も変化も成長もなし」という声が聞こえてきそうだし、とにかく最終回は泣くほど感じ入り、自分の総合評価でも「オメガ」>「アーク」>「ブレーザー」だから、目くじらを立てるほどのことではないですが。
 
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