『異動辞令は音楽隊!』 | アディクトリポート

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『異動辞令は音楽隊!』

2022/9/12 MOVIX三郷 シアター⑤ B-7

 

最近はMOVIX三郷には、ほとんど立ち寄らなくなった。

 

ここで最後に観たのは、

2021/12/30の『モスラ』4Kリマスターだったはず。

 

実は『異動辞令は音楽隊!』鑑賞前日の9/11の日曜日、

久しぶりに足を運んでみたら、

けっこうな来客でピアラシティ全体がごった返していた。

 

『異動辞令は音楽隊!』は、イオンシネマ越谷レイクタウンでも上映中だが、

これまで上映時間と都合がつかず見逃しており、

ここ、MOVIX三郷にふらりと立ち寄った日曜日だって、

日に一度の早朝上映はとっくに終わっていた。

 

なので翌日の月曜日に早起きして、9時開場に間に合って観賞。

 

開場を待つ人たちに老夫婦をお見かけしたが、

このお二人も観賞作品は私と同じ。

 

奥さんの方は完全に家のテレビで映画を観ている感覚で、

予告編の時にもしきりに隣の旦那に話しかけていた。

 

これは本編でも話し続けるイヤな予感が…。

 

案の定、『異動辞令〜』が始まってもずっとしゃべり通しで、

よほど注意しに行こうかなと迷ったが、

そうやっておしゃべりしながら映画が観たくて、

わざわざ平日の早朝上映に来てるんだろうから、

その娯(たの)しみを奪っても仕方ないと、

黙って容認することにした。

 

私は、人にされてイヤなことは、誰にも仕返ししないんで、

たとえ観賞者にマスク未装着の人がいたって、

わざわざ劇場係員にチクリになんか行かないんである。

 

それと同じことですよ。

 

さて、映画『異動辞令は音楽隊!』は、8月26日に公開されたてなのに、

MOVIXでは現在日に1回の早朝上映に収まっているぐらい、

ヒットに恵まれない様子ではある。

 

だが私は、たとえIMAX作品の常連だろうと、

9/1公開だった『ブレット・トレイン』は絶対に観ないし、

同様に9/3011/23公開の、戸田恵梨香と永野芽郁が主演の『マイ・ブロークン・マリコ』『母性』も観ない。

 

その理由は、『ブレット・トレイン』の原作が伊坂幸太郎で、

『マイ・ブロークン・マリコ』『母性』の原作が湊かなえだからで、

伊坂原作の映画では、

  • 『陽気なギャングが地球を回す』(2006)
  • 『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)
  • 『Sweet Rain 死神の精度』(2008)
  • 『重力ピエロ』(2009)
  • 『ゴールデンスランバー』(2010)
湊かなえ原作の映画では、
  • 『告白』(2010)
ーーと、とにかくまともな作品が一本もなく、よくこんなんで小説家でございと、何作も刊行し続けられるもんだと呆れ果てたからである。
 
さて、ようやく『異動辞令〜』に話を戻すと、
なかなか良かったですよ。
 
阿部寛が役柄に合っていて好演。
映画デビュー作『はいからさんが通る』(1987)の
べちゃん
大根ぶりからは考えられない、なんともいい味を出している。
今日から俺は!!』(2020)を未見のため、
↓余談だが、乃木坂46新4期生で最大の注目株、弓木奈於(ゆみきなお)も本名とは異なる漢字名で出演。
↓現在(乃木坂46加入後)は、髪型で丸顔を隠すことに成功。
私は初見の清野菜名(生田斗真の嫁さん)も好感がもてた。
私の初見は『さかなのこ』の総長役で、
気の弱そうな青年役がかつての吉岡秀隆を想起させる磯村勇斗(いそむらはやと)も好演だった。
 
家のテレビで映画を観ているつもりで、ずっとしゃべっている観客が気にならない人ならオススメです。