※ネタバレとまでは行かずとも、内容に触れますので未見の方は閲覧をお控え下さい。
「ボバ・フェット」第5話に思う
第4話で大方の予想はついていたとはいえ、
第5話に出て来るマンダロアの戦士は、
「マンダロリアン」主役のマンドー/ディン・ジャリン(演:ペドロ・パスカル)だけで、
本来の主役ボバ・フェット(演:テムエラ・モリソン)が本編にまるで未登場なのには驚いた。
マンドー専用宇宙船レイザークレストは、
「マンダロリアン」シーズン2で大破してしまったので、
今回、後継機種が登場したが、
小型単座戦闘機のくせに、追加リングなしでハイパースペース航行が出来る機体として、
↓この動画が簡潔にまとめているが、
ナブーファイターはあくまでも宮殿防衛用で、
ハイパースペース(超光速)航行はできないと思ってたし、
だから首都惑星コルサントまでの遠出の旅の際は、
母機(J-type diplomatic barge)に接続して連れて行ってもらうんだと認識してたが、
尾部の接続は動力供給のためだけで、
単独でもハイパースペース航行が出来るんだそうな。
いずれにせよ、今回の久々の再登場で、
従来のツルツルピカピカ、ぬんめりとした機体のままでなく、
ゴチャメカが各所に配置され、
無骨に味付けされたのはめでたい限り。
さてさて、前回掲載した
↓このFacebook投稿を意訳すると、
ジョッシュ・リング
「ボバ・フェット」第4話「迫り来る嵐」
なんてこった!
この番組に文句をつける奴らがいるなんて、正直信じられない。
ネット配信「ボバ・フェット」こそ、
ボクが30年以上も待ち望み続けたもので、
JJエイブラムズ(『フォースの覚醒』『スカイウォーカーの夜明け』監督)がしくじったものじゃないか。
とにかくなにしろチャプター4(第4章=第4話)!
「マンダロリアン」シーズン2最終話と肩を並べる出来の良さ。
きっとジョン・ファヴロー(脚本)は、子どもの頃にこの物語を思い描いていたことだろう。
だから「この話は○○のパクリだ」とか言う奴には、「ふざけるな、出てこい」とさえ言いたくなる。
だってさかのぼることあの1980年代に、自分だって同じ話を、SW玩具で遊びながら思い描いてたんだから。
第4話はSWファン/オタクの夢の実現だったし、
ラストで流れる音楽がヒントなら、次回第5話はそう、
間違いなく、「我らの道」のはずだよね!
待ちきれません!
ここで言う、「ボバ・フェット」への文句というのは、
ボバ役のテムエラ・モリソンが、
「寡黙なはずのボバ・フェットが本作ではしゃべりすぎ」
と、ファヴローに意見したことをあげつらい、
『最後のジェダイ』でルーク役のマーク・ハミルが、
「本来ルークはこんなキャラでないはず」と監督ライアン・ジョンソンに申し入れたが聞き入れられなかった過去を持ちだし、
「ディズニーSWが、またやらかした」と煽り立てる論法だが、
2022/01/19
私に言わせてもらえば、『最後のジェダイ』と「ボバ・フェット」を同一視するこの論法こそ、
まるで何もわかっちゃいないと呆れてしまう。
シリーズ物の正否の判断基準は、
作品愛にあふれているか、
作品の精神に則っているかであり、
JOE
ジョン・ファヴローにはSW愛があふれるかたわら、
ライアン・ジョンソンにはSWとSWファンへの敵意や悪意しかなかったところが大いに異なる。
1年前に『帝国の逆襲』を初めて見たこの女の子、
2021/01/14
その後もまんべんなくSW(ほぼ)全作を「ファーストタイムウォッチング=初めて観ました」動画に記録。
「マンダロリアン」も、
2021/04/16
「ボバ・フェット」も、メチャメチャウケてるんですけど。
↓第2話
2022/01/06
↓第5話
2022/01/27
そういやこの前、旧知のSWマニアと連絡とったら、
「ボバ・フェット」は未見だという。
「ボクは圧倒的肯定だけど、賛否両論あるみたいなんだよ」
「それはなんとなくわかる気がする」
「なんで?」
「ボバ・フェットが太りすぎ(胴回りのボリュームが増している)だよ。仮面をかぶっている時は、もっとプロポーションの良い代役にやらせりゃいいのに」
テムエラ・モリソンはセリフの多さに文句を言う前に、
まずは自分の精進(プロポーションの維持と節制)につとめて欲しいよ。
今回は以上です。
作品への愛があり、
作品精神に則(のっと)っているものである。
全くもって同意です。
なので僕は、あの実写化したらダサくなるに間違いない矢印ユニフォームを没にしない原作への敬意、柳葉敏郎の真田さん愛溢れるキムタクヤマトは、多少お粗末な特撮やモロパクを隠さない監督のトホホな部分も含めて愛さずにはいられないのです。