ウルトラマン映画史【完全版B】2020-10-2 | アディクトリポート

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本日のおつとめ

2020/10/19

 

トランプに信頼を寄せて「さんづけ」呼びにはどうにも違和感をおぼえる人のために、

両論併記で。


2020/10/16

 

ここからが今日の本題で、

 

 
ウルトラマン映画史【完全版B】2020-10-2

1989〜2008

 

前回に引き続き、

↓この図録(特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy)で内容を強化しました。

 

 

〈東宝系Ⅲ〉

1989/4/28

「ウルトラマン大会(フェスティバル)」

【DNA図録より※】

(『ウルトラマンUSA』は)日本では、「ウルトラマン大会(フェスティバル)」と題された3本立てプログラムの目玉として、1989年4月28日に劇場公開された。

↑1989年4月「29日」が公開日になっているが実際は28日。
『ウルトラマンUSA』『ウルトラマン』『ウルトラマンA 』の合間に、

数分の解説アニメが挿入され、そこをウルトラマンキッズが担当した

 

『ウルトラマンUSA』

【※】上映されたのは日本語吹き替え版で、配給は東宝が担当。

円谷プロが米国の老舗アニメ制作会社ハンナ・バーベラ・プロダクションとの合作で制作した、アニメーション作品。

【※】本作は、米国でのテレビシリーズ化を見据えて制作されたパイロット作品であり、「ULTRAMAN:THE ADVENTURE BEGINS」のタイトルで、1987年10月にニューヨークPIX局ほかでテレビ放送された。

シリーズ化は幻に終わったものの、「ウルトラマンG」「ウルトラマンパワード」へと続く海外制作ウルトラマンの可能性を開拓した作品として、その存在意義は大きい。

制作にあたっては、「マントをつけずに空を飛ぶ」というウルトラマンの基本的ヒーロー像がなかなか米国側に理解されず、デザインの擦り合わせに苦戦したという。

  • ウルトラウーマンベス(アミアの転身)

米国側からのマント提案は、「USA」米テレビ放送6年前の1981年にビデオ発売された英語吹き替え版「ザ☆ウルトラマン」(The Adventures of Ultraman )のアミアに由来すると推定される。
  • ウルトラマンチャック(エレクの転身)

  • ウルトラマンスコット(ロトの転身)

 
↑2019年にU40のウルトラ人(右)を描き起こした越智一裕氏は、明らかにUSA版3戦士を意識している。
——が劇中で新登場。
 
↓後に実写用スーツも制作。

どやねん

【※】アニメ制作はスタジオ・ザインと葦プロダクションが担当。脚本はジョン・エリック・シーワードが手がけた。

「ウルトラマンキッズのことわざ物語」に絵コンテで参加し、後に本作の監督を務めた日下部光雄は、以後も「ウルトラマンキッズ 母を訪ねて3000万光年」のシリーズディレクター、「ウルトラマンカンパニー」の監督などを歴任した。

そのほか、絵コンテには日本アニメ界を代表するコンテマンである奥田誠治、作画監督には「宇宙戦艦ヤマト2202」監督の羽原信義が参加。

先行する別企画のデザインコンペに応募していた雨宮慶太、杉浦千里らにクリーチャーデザインが依頼されている。

 

同時上映

『ウルトラマン 恐怖のルート87』

『ウルトラマンA 大蟻超獣対ウルトラ兄弟』

『ウルトラマンキッズ』

【※】同プログラムでは「ウルトラマン」第27話「恐怖のルート87」と「ウルトラマンA」第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」を同時上映。各作冒頭には作品紹介の役割で「ウルトラマンキッズ」の新作映像も挿入されている。

 

〈松竹系Ⅱ〉

 

1990/4/14

『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』

1990/4/28

『ウルトラQ』「五郎とゴロー」「1/8計画」

【※】「ウルトラQ」より、第2話「五郎とゴロー」、第17話「1/8計画」を劇場公開したもの。

円谷映像が制作した新作映画『ウルトラQ ザ・ムービー星の伝説』(監督・実相寺昭雄)と併映された(『Q ザ・ムービー』の公開第3週目から併映)。

上映会などを除いて「ウルトラQ」が正規に劇場で公開されたのは、このときが初であった。

1990/4/28

同時上映

『機動警察パトレイバー the Movie』本公開1989/7/15 非ウルトラ・円谷

『Qザ・ムービー』公開第3週より、一部劇場ではアニメ映画の『機動警察パトレイバー the Movie』がカップリング上映されている。

 

1990/12/15

ごーです

『ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦』

『ウルトラマンG ゴーデスの逆襲』

  • ウルトラマングレート
greatfull
——が劇中で新登場。
 

劇場版

1990年12月15日に日本語吹き替え版を2本立てで公開され、6話以降の話は後に発売されるビデオ版に先駆けての公開となった。

本作は1990年10月にロンドンとミラノで試写が行われた。本編でビデオ合成処理されていた光線技が新たにオプチカル処理されているほか、グレートの巨大化場面などが日本で新規に作り直された。また、第1話のハマー墜落場面やグレートの技など、ビデオでは未使用の映像を使った部分もあり、ナレーションやゴーデスの精神世界での声なども変更されている。戦闘中の掛け声とカラータイマー音は初代ウルトラマン(中曽根雅夫)のものを海外版と同時に使用。

 

【※】本作は1990年12月15日より『ゴーデスの逆襲』『怪獣撃滅作戦』の2本立てで、一部新規カットもある再編集版が劇場公開された。

てんたくる
 
こんにちは、

先日より無料配信が始まった「ウルトラマンG」ですが、
私は東京の試写会に当選したので見に行きました。
たしか、場所は東銀座の松竹だったと思います。

残念なことに試写では、当時ビデオ販売中の「ゴーデス篇」しか公開せず
続きで未発売だった「怪獣撃滅作戦」が見たかった私はかなり落胆しました。

ただ、UMA基地から飛び出すハマー画像や、
火星から降り注ぐゴーデスの細胞の合成変更の他にも
グレートに初変身時、双脳地獣ブローズを羽交い締めにしたときに
「意味不明だった左手」に電撃光線が追加されて説得力が出ています。

結局「怪獣撃滅作戦」はおろか、それに相当するビデオを見ることが出来ずに
現在に至っているので、今回の配信はとても楽しみです。
 

1996/3/9

『ウルトラマンゼアス』

【※】ウルトラマン誕生30周年である1996年に向けて、テレビシリーズ「ウルトラマンネオス」の企画をプッシュする円谷プロに、電通から舞い込んだ出光とのタイアップ企画。これに乗る形で誕生したのが出光のガソリン「ゼアス」をその名に冠した劇場用映画『ウルトラマンゼアス』だった。

正統派ウルトラマンとして企画されていた「ネオス」との住み分けのため、コメディものとして考えられた本作。

「ウルトラマンティガ」に先駈けること半年、ウルトラマン30周年記念の3本立て興行「ウルトラマンワンダフルワールド」の1本として『ウルトラマンゼアス』は公開された。

画像はこちらより

【※】合作映画を除けば、実写としては国内初の記念すべき完全新作のウルトラマン映画だった。

  • ウルトラマンゼアス
——が劇中で新登場。

 

同時上映

『甦れ!ウルトラマン』

【※】「ウルトラマンワンダフルワールド」と題された3本立て興行の1本。

「ウルトラマン」の映像を再編集、科学特捜隊のオリジナルキャストが新たな台詞でアフレコすることで、「ウルトラマン」の最終回「さらばウルトラマン」のオルタナティヴ・ストーリーに仕立てた。

ムラマツ隊長役の小林昭二は公開同年に惜しくも他界。本作が科特隊キャストが揃っての最後の出演作となった。

新規映像としてウルトラマンが分身して5人になるシーンとエネルギー切れ寸前のウルトラマンがイデが開発したミサイルで復活するシーンがある。

 

『ウルトラマンカンパニー こちらウルカン特捜(騒)隊で~す!』

【※】『甦れ!ウルトラマン』と同じく、「ウルトラマンワンダフルワールド」の1本として上映された短編アニメ。

ファンシーにアレンジされたウルトラマンや怪獣たちの、警備会社ウルトラマンカンパニーでのドタバタ劇を描く。

 

1997/4/12

『ウルトラマンゼアス2 超人大戦 光と影』

【※】(『ゼアス』)好評を受けた続編『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』では、監督が(中島信也から)小中和哉に交代。劇中でK-1をフィーチャーしたのは、併映作『最強への道』との兼ね合い=背景もあるが、それを小中がスポ根テイストに落とし込み、第2期ウルトラマンシリーズを感じさせる作品に着地させている。

  • ウルトラマンシャドー

——が劇中で新登場。

 

同時上映

『ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ』

【※】『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』の併映作『ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ』は、“ウルトラニャン”を主人公とする劇場アニメーション作品。脚本は「ウルトラマンダイナ」などの村井さだゆき。

猫座のフェリス星から地球にやってきたふしぎネコのニャンが、尻尾のリングによってウルトラニャンに変身する。ニャンは地球の少女はるかと出会い、密売者によるネコの消失事件に立ち向かう。

設定にSF要素や社会風刺を盛り込みつつも、“少女と猫”という女児向けアニメーションの王道プロットが敷かれ、キャラクター性抜群の猫たちが画面狭しと活躍する。

 

最強への道 WELCOME TO THE K zone非ウルトラ・円谷

【※】『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』の、夜間帯の動員を狙ったK-1のPR映画として併映。

 

1998/3/14

『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』

↑劇場用パンフレット表紙

 

【※】1996年3月公開の『ウルトラマンゼアス』以降、鈴木清プロデューサーによる完全新作のウルトラマンムービーを松竹系で公開するラインが、春のプログラムピクチャーとして恒例化していく。

その第3弾に対し当時の円谷プロ社長・円谷一夫が示した意向が、公開時期に放送真っ最中の「ウルトラマンダイナ」の劇場版とすることだった。

松竹との劇場版の枠は、テレビシリーズとは出自も社内の担当者も異なる全く別のラインだったが、劇場版を抱える鈴木清が、劇場版ならではのバリューとして提示したアイディアが、「映画でしか観ることができないティガとダイナ、夢の共演」だった。

こうして「ウルトラマンダイナ」放送中盤の1998年3月、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』が全国公開される。

「ウルトラマン」の放送中に企画のみに終わった劇場版「ウルトラマン ジャイアント作戦」から30年。テレビシリーズの放送中に、その劇場版を完全新作で公開するという円谷プロの悲願が、ようやく果たされたのだった。

 

※劇場版/映画オリジナルのウルトラマン登場はありません。

 

同時上映

『ウルトラニャン2 ハッピー大作戦』

【※】『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』の併映『ウルトラニャン2 ハッピー大作戦』では、ニャンは凶暴化したカラス軍団に立ち向かう。

ウルトラニャンは明確に「猫のウルトラマン」としてデザインされており、飛行能力やマネキウム光線などの技も持つ。

アニメーション制作は「Serial experiments lain」のトライアングルスタッフ。「タッチ」「YAWARA」などのシリーズ監督を務めてきたときたひろこが、2作ともに監督した。

脚本は平成期に本家「ウルトラマンG」に参加した會川昇。

 

1999/3/6

『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』

【※】「ウルトラマンガイア」放送中の1999年には3大平成ウルトラマンを共演させた『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』が公開される。

 

※劇場版/映画オリジナルのウルトラマン登場はありません。

 

同時上映

『ウルトラマンM78劇場 Love & Peace』

【※】「ウルトラマンキッズ」が確立した“ファンシーウルトラマン”というビジネスモデルはその後も脈々と受け継がれ、1990年代中盤からは極限まで省略したイラストタッチが特徴の「M78ウルトラマン」シリーズが、グッズやアパレルに展開。

映画『ティガ・ダイナ&ガイア 超時空の大決戦』の併映作品として映像化もされた。

 

〈ソニー・ピクチャーズ系〉

2000/3/11

『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』

【※】(「ティガ」「ダイナ」「ガイア」)3部作の放送を終えた2000年にはティガ初の単独劇場版として『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(監督・村石宏實)が公開される。

  • カミーラ
25
  • ダーラム
  • ヒュドラ
どら
はtれえ
  • 太古の光の巨人たち
  • ティガダーク
  • ティガトルネード
  • ティガブラスト
——が劇中で新登場。
 
〈プラネタリウム上映用作品Ⅰ〉
2001/6/5

 
『ウルトラマンティガ〜光の子供たちへ〜』
は、プラネタリウム上映用に制作された『ウルトラマンティガ』の映像作品。
 
ストーリー

2300年、木星はゴミ捨て場として利用された為に環境破壊を引きおこし、木星を取り巻くスペースデブリ(宇宙ごみ)が怪獣デブリタウロス、デブリファルドとなる。

2019年、自分の名を呼ぶ不思議な少女ルリの声を聞いたイクルは、に包まれ、気がつくと少年の姿で、2300年の火星にいた。イクルは、火星を守るため、ウルトラマンティガとなり、怪獣デブリタウロス、デブリファルドに立ち向かってゆく。

 

出演者

  • ルリ:伊澤麻璃也
  • イクル少年:河本紘志
声の出演
  • イクル:飛田展男
  • 謎の声:内海賢二
  • アナウンサー:河内孝博
  • ナレーション:真地勇志

スタッフ

  • 企画・製作:五藤光学研究所、円谷プロダクション、バンダイ
  • 監督:田中正明
  • 音楽:矢野立美
  • 主題歌:TAKE ME HIGHER(コロムビア・ヴァージョン):歌:前田達也、石原慎一、風雅なおと
↑「円谷プロ全怪獣図鑑」の118ページ
 
〈松竹系Ⅲ〉

2001/7/20

『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』

【※】「ウルトラマンコスモス」は全65話に及ぶテレビシリーズに加え、4本の劇場版も制作された記録的シリーズだった。

そのプロローグ、『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』では、「ウルトラマン」の生みの親の一人、飯島敏宏を脚本・監督に迎え、10歳のムサシとコスモスの出会いを描いた。

『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』以来の劇場版登板となった飯島だが、少年の抱く思いに優しく寄り添う目線や牧歌的世界観は健在で、平成ウルトラマンシリーズとは全く異なるカラーを提示して見せた。

また、飯島の希望で自身が生みの親であるバルタン星人が復活。飯島はかつて「ウルトラマン」放送当時に企画された劇場版「ウルトラマン ジャイアント作戦」や、後年、撮影寸前にまでこぎつけた「ウルトラマン バルタン星人大逆襲」で繰り返しバルタン星人を銀幕に登場させようとしてきた。悲願達成となる本作では、行きすぎた科学の犠牲者であるバルタン星人が、人々の唄う子守唄で眠りにつくという飯島ならではの描写が見られる。

 

※劇場版/映画オリジナルのウルトラマン登場はありません。

 

2002/8/3

『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』

【※】(『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に)続く『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』は、テレビシリーズの立ち上げに貢献した北浦嗣巳(きたうら・つぐみ)が監督となり、脚本も長谷川圭一と川上英幸が担当、従来の平成ウルトラマンカラーへの揺り戻しが起こった。

サイパンでの大規模のロケや、謎のヒーロー・ウルトラマンジャスティスの登場といったトピックを加え、カオスヘッダーとの決着後のコスモス世界に新展開をもたせている。

  • ウルトラマンコスモス スペースコロナモード
  • ウルトラマンジャスティス スタンダードモード

——が劇中で新登場。

 

同時上映

『新世紀ウルトラマン伝説』

 

【※】全ウルトラマンのバトルシーンを25分間で総ざらいする総集編的作品。

テレビの中に飛び込んだウルトラマン大好き親子が歴代の戦いを目撃し、応援、助太刀していく様が、過去の映像への合成も使って表現された。ラストは総勢28人のウルトラマンが集結し、怪獣たちの怨念の集合体を迎え撃つという夢の新撮バトルが描かれた。

【28人の内訳】

  1. キング
  2. ゾフィー
  3. 初代マン
  4. セブン
  5. ジャック
  6. エース
  7. タロウ
  8. レオ
  9. アストラ
  10. ジョーニアス
  11. 80
  12. ユリアン
  13. チャック
  14. スコット
  15. ベス
  16. グレート
  17. パワード
  18. ネオス
  19. セブン21
  20. ゼアス
  21. ティガ
  22. ダイナ
  23. ガイア
  24. アグル
  25. コスモス
  26. ナイス
 
『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』/『新世紀ウルトラマン伝説』
の公開から約1ヶ月後、

2002年9月7日には、

子供時代のムサシを主人公にした

ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET ムサシ(13才)少年編も一部の劇場で公開された。

【※】『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』には、中学生時代のムサシが未来を幻視するという筋立てで作品を再構成した、「ムサシ(13才)少年編」と呼ばれる別バージョンも存在している。

『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の劇場公開を前に発生した主演俳優誤認逮捕事件を受け、代替用として急遽制作された作品。

同主演俳優の登場シーンを差し替えるため、劇場版での前作『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』において子供時代のムサシを演じた東海孝之助が主演となっている。

子供時代のムサシの視点で再構成されているが、内容は『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』のダイジェストともいえる構成であり、作品の上映時間も約15分間短縮されている。

結果的にコスモスの放送が再開されたことで『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の公開が可能となったことから、今作はいったん行き場を失ったが、同作公開から1ヶ月後、一部都市で公開された。

 

2003/8/2

『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』

↑劇場用パンフレット表紙

 

【※】劇場版最終作『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』では、足かけ3年に及ぶコスモス世界を締めくくるべく、ムサシの母やTEAM EYESの面々、テレビシリーズで保護された怪獣たちに至るまで、「コスモス」を代表するキャラクターたちが総登場。ラストは、ムサシが保護地区の怪獣たちを新たな安住の地である遊星ジュランへ移送する様子が描かれ、ムサシが夢見た“怪獣との共存”の到達点とされた。

  • ウルトラマンコスモス フューチャーモード

  • ウルトラマンジャスティス クラッシャーモード

  • ウルトラマンレジェンド
——が劇中で新登場。

 

 

同時上映

『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』

【※】ウルトラマンキング生誕30万年祭の余興として、軽装スタイルにアレンジされたウルトラマンや怪獣たちが激しいダンスバトルを繰り広げる。前作『新世紀ウルトラマン伝説』で挿入された「ウルトラマンエクササイズ」の要素を発展させた。両作は、劇場版シリーズのプロデューサー、鈴木清が自ら監督を務めている。

↑劇場用パンフレット(裏)表紙

 

【29人の内訳】

  1. キング
  2. ゾフィー
  3. 初代マン
  4. セブン
  5. ジャック
  6. エース
  7. タロウ
  8. レオ
  9. アストラ
  10. ジョーニアス
  11. 80
  12. ユリアン
  13. チャック
  14. スコット
  15. ベス
  16. グレート
  17. パワード
  18. ネオス
  19. セブン21
  20. ゼアス
  21. ティガ
  22. ダイナ
  23. ガイア
  24. アグル
  25. コスモス
  26. ナイス
  27. ジャスティス

 

ウルトラファンクジャムのメンバー11人

  1. セブン・シャッフル
  2. エース・ギャラクシーステップ
  3. 80エイティ・スーパークール
  4. ゼアス・ファンキーグルー
  5. B-BOY・ゼアスJr. 
  6. ティガ・スピニング
  7. ダイナ・ロックステディ
  8. ガイア・エレクトリック
  9. アグル・ブギーダウン
  10. コスモス・エアー
  11. ジャスティスポインター

——が劇中で新登場。

 

2004/12/18

『ULTRAMAN 』(映画)

【※】劇場版担当プロデューサーの鈴木清は、以前から“ウルトラマン映画の観客層の拡大”を狙った“大人も楽しめるウルトラマン”の企画を小中和哉、長谷川圭一とともに温めていた。

そのコンセプトを、「ウルトラマンコスモス」の劇場作品3本を終えた2004年公開枠で実行に移すこととし、本作は作られた。

志高く作られた本作だが、狙った観客層と宣伝戦略の足並みが残念ながら揃わず、興行成績は不本意な結果に終わった。

  • ウルトラマン ザ・ネクスト アンファンス

  • ウルトラマン ザ・ネクスト ジュネッス

——が劇中で新登場。

 

2006/9/16

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』

【※】(テレビ「ウルトラマンメビウス」)番組中盤に、劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』を公開。

メビウスの先輩としてハヤタ、ダン、郷、北斗がオリジナルキャストで集まり、最終決戦はウルトラ6兄弟とメビウスが、ヤプールの化身Uキラーザウルスと死闘を展開した。

このオールスター夢の共演はかつての少年たちを劇場に呼び込み、観客動員を押し上げた。

  • ニセウルトラマンメビウス
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  • ウルトラマンメビウスインフィニティー
——が劇中で新登場。
 

2008/9/13

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

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【※】「ウルトラマンメビウス」を軸とした劇場映画作品。テレビシリーズの「ウルトラマンメビウス」では、主にウルトラの国のウルトラマンたち(いわゆる昭和のウルトラマンたち)との共演が描かれたが、本作ではウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエースに加え、平成ウルトラマンのウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアの共演が実現。

 

  • 8人のグリッターバージョン
——が劇中で新登場。

 

次回(ウルトラマン映画史【完全版C】2020-10-3)もお楽しみに。