2020/2/3 イオンシネマレイクタウン スクリーン9 D9
イオンシネマで映画を見ている時に、
「ふうん、こんな映画があるんだ」だった予告編。
マイナー臭がプンプンだが、
都合が合ったので鑑賞。
開始十数分から少し寝落ち。
全体の印象は、可もなく不可もなく。
一応、この題材だったら、観客が見たいはずの映像はきちんと用意されている。
- ダムの実地検分/現地ロケ撮影だとか
- CGで映像化される「あれ」だとか
- 当時の東映動画のやぼったい筆致で再登場の、「あの人」だとか「この人」だとか
至る所に、メジャー映画とは異なる「しかけ」が用意はされ、
- おぎやはぎの小木博明を筆頭に、あたりまえではないキャスティング
- 実際の建設ではなく、架空、つまり机上の空論という捉え所のないプロジェクト
- それを彩る、劇的効果のあれこれ
- ずっと盛り上げるために流れっぱなしの、にぎやかしい音楽
——等々の工夫には、
「これを映像化って言われたら、こうやるしかないかもね」と、
苦労が偲ばれはするものの、
これまたこの題材を扱うなら避けては通れぬ、
オタク心をくすぐるあれこれが揺らいでしまうのは、
画竜点睛を欠くのでは。
たとえば、
- 「機械獣」は「Dr.ヘルの」、であって、「ミケーネ帝国の」は「戦闘獣」
- あのキャラの声は、なんであの声優じゃないの?
オリジナルは88歳だから、ご健在でも交代は仕方ないか…
- CGモデルの足が靴型でなく、お椀を逆さにかぶせたみたいな形で「なぜ?」
——等々。
前田建設ファンタジー営業部の存在を知ったのは、
劇中でもかすっている、
『宇宙戦艦ヤマト2202』がらみだったが、
そこで初めて知った。
ということを鑑賞後に思い出すべきところ、
アニメ「マジンガーZ」の弓さやかって、
松島みのりで始まったのに、
江川菜子に交代したよな
——今調べたら、
1〜13話は、「あのミネラル麦茶の」松島トモ子
14〜39話が、松島みのり
40〜92話が、江川菜子だった。
初代と二代目の交代は、もしかして「松島」つながり?
等々、とりとめのない感慨しかなかった。
その割りに、平日の昼なのに、
けっこうな入りでびっくり。
題材が実話なので「おもしろそう」と期待されたのかも。
コワイもの見たさながら、
勇気がでない『CATS』よりはいいのかも…。
↑珍しい評価分布です。こんなの初めて。