ホークとドラケン/それ言っちゃダメ三連発〈その2〉 | アディクトリポート

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この記事(それ言っちゃダメ三連発〈その1〉)の続き。

 

前の記事での不足部分を補うと、

私がシュレンマーのバレエに登場する銀仮面を知ったのは、

 

YouTubeのパクリ比較の動画で、

「日本のキャラ/製品はアメリカのパクリだらけ」

というもので、

今は削除されてしまい、たどれない。

 

とにかく自分は、

かなりのウルトラマン通だと思っていたのに、

これにはビックリだった。

 

前回の記事で、

  • 「ウルトラマン」特撮班で助監督を勤めた故・山本正孝さん曰く、レッドマンのデザインにリテイクが出て以降、決め手になるアイディアが円谷サイドから出ない状態が続いていたある時、業を煮やしたTBSから「こんな感じのヒーローにしろ!」というかなり強硬な形で海外のオブジェとおぼしき銀色の仮面の写真を見せられたという。
  • 山本さんによれば「栫井巍(かこい・たかし)さんあたりだったと思うけどハッキリとは覚えていない。でもTBSの偉い人だったのは確か」とおっしゃっていたそうです。
——と言う新事実が発掘されたが、
くしくも栫井氏は、

5月22日発売「ULTRAMAN ARCHIVES『ウルトラQ』Episode16「ガラモンの逆襲」Blu-ray&DVD」でも、


証言者として登場してるんだから、

 

誰か訊いてくれないかなあ…。

 

【Amazon.co.jp限定】ULTRAMAN ARCHIVES『ウルトラQ』Episode 16 ガラモンの逆襲 Blu-ray&DVD(L判ビジュアルシート4枚セット)

 

さて、今回の

それ言っちゃダメ三連発〈その2〉

は、

前回もほのめかしたように、

ウルトラホーク1号と、

いおいおい

サーブ35ドラケンの外見のそっくりさから、

「ホーク1号はドラケンのパクリ」と、

aaaa

現代人の大半は誤解して、

当たり前の常識のように流布されている。

mkmk

と言う件に関して。

 

ただしこの件については、

過去に本ブログでも、

ドラケンじゃないのよ、ホークは、ハッハー!

2016年03月24日

でまとめておいた。

 

ききき

 

なので、〈その2〉は、

そちらを見ていただければ事足りるので、

さっさと〈その3〉に移った方がいいかもしれない。

 

だがしかし…

それ言っちゃダメの〈その3〉って、なんだっけ?

 

ああ、あれか。

画像はこちらより

 

まあ、〈その3〉は、まとめるのに時間がかかるし、

〈その2〉についてリンクを貼って、

そちらを参照と言ったって、

見てくれる人なんてほとんどいないんだから、

ここでせっかくの機会を生かしておこう。

 

ホーク1号≒ドラケン問題は、

私にTwitterの存在をぞんぶんに知らしめてくれた。

 

(以下転載)

 

本ブログでは、2015年3月8日に
ミクロマンのタワー基地(1974)
を語った
際に、
土台の戦闘機(ベース・ロケッター)は、
ウルトラホーク1号(1967)がデザインの元ネタでは、

タワーホーク
——と言う形で取り上げた。

そしたら、Twitterで、
「ホーク1号について語るなら、サーブ35ドラケンについて触れないのは
片手落ち

という旨のツイートを見つけた。

 

こんなツイート、

全然知らなかったよ。

 

ネット情報の一人歩きに驚いた。

これについては気づいたからまだよかったが、

他にも情報が知らずに広まってる例が山ほどあって、

どのみち曲解されてるんだろう。

  • ウルトラホーク1号のデザインは成田亨氏
  • 成田氏はドラケンという戦闘機の存在を知らなかった
  • 「ウルトラセブン」(1967)から数年経ち、おそらく「エリア88」(1979〜1986)で知ったマニアから問われて、初めてドラケンのことを知る
  • ホーク1号の原型は東宝のボツ企画「空中戦艦」
  • 空中戦艦のデザインはホーク1号だけでなく、3号とマイティ号にも受けつがれている
  • 航空機やミリタリーの知識のなかった成田氏は、その筋の専門家から飛びそうなデザインと評されると喜んだ
———は、山田正巳氏から直接聞いた。
 
↓画像はこちらより
 
 
ああそれで、成田亨氏が名デザイナーというのと対比で、
必ず出て来るダメデザイナーの代表、
ダグ・チャンなんだが、
チャン
先日ようやく、
の電子版(iBooks版)を、激安650円で買ったわけよ。
 
The Making of Star Wars: The Empire Strikes Back (Enhanced Edition)
 
紙の本では未掲載の図版も豊富で、
マニア間では人気のプロボット用ハイパースペースポッドの画像もしっかり。
 
ドップリ堪能したが、
ボバ1
↑ボバ・フェットの宇宙船、
↓スレーブ1(Slave I)の
↓デザイン過程には感心したね。
メインメカデザイナーのジョー・ジョンストンの補佐で、
ston
『帝国』(1980)から参入した、
↓ニーロ・ロディス=ハメロが、
ハメロ
「これまでのSWメカとは異なるものを生み出してやるぞ」と一念発起。
幾多の変遷を経て、
名デザインが誕生した様子がよくわかる。
 
それに比べて…。
 
今年のSWセレブレーションでの、
「ザ・マンダロリアン」のデモ映像。

『SWエピソード1 ファントム・メナス』(1999)のデザインが、
おわれる
nekusutu
のきなみ使い物にならないため、
ルーカスの指示でプロデューサーのリック・マッカラムに、
『エピソード2』(2002)で追い出されたのに、
新三部作の終了後にちゃっかり返り咲き、
今ではILMの副社長に居座っている、
ダグ・チャンの姿がデモ映像の冒頭にかいま見えて、「イヤな予感」
 
そしたら、新マンダロリアンの宇宙船が、
↓これですよ。
 
いや、ダグ・チャンがデザインしたわけじゃないでしょうけど、
よくこんなものにオーケー出しましたよね。
 
これの玩具/プラモが出たとして、
買いたい人なんているんでしょうか?
 
スター・ウォーズ スレーヴI 1/144スケール プラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2015-09-30)
売り上げランキング: 88,780
 
↑ボバ・フェットに代わる新キャラ(別のマンダロア戦士)の宇宙船なら、
スレーブ1に匹敵する型破りなデザインをしてやろうという意気込みとかやる気が、まるで感じられない。
スレーブ1のようなデザイン変遷の過程もまったく読み取れず、
 
ダメ出しなしの一発オーケーらしいのは、
実力ゼロのダグ・チャンが、かつてルーカスから無限のダメ出しを喰らったため、
現役の後輩に厳しくあたれないんだろう。
 
なんでこんなヤツが…。
 
ディズニー新体制ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ(右)、
アップルのティム・クック、
そして日本の現政権
 
無能なヤツに限って長くはびこるのは、
そういうやつらが、
保身の体制を固めて、
ずっと居座れる仕組みを握っているからで、
とても民主主義の実力社会ではなくなっている腐敗状況が絶望的である。
 
私としては、
自分の立ち位置からできる最善を続けるしかない。
 
 
テーマ:ウルトラマンからは大きくそれたが、
前記事のコピペにならず、
新たな主旨を盛り込めたので良しとするか。