『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』IMAX・3D
2018/5/16 スクリーン4 I列−15番
ようやく、TOHOシネマズ日比谷で映画を観たぞ!
これが正面入口か!
待合スペースは広大で、混雑やごった返しを回避している。
窓を多用しているのは、新宿からの引き継ぎ。
IMAXで『インフィニティ・ウォー』を観るのに、
今回は新宿ではなく日比谷を選んだのは、
スクリーンサイズを確認するため。
結論から先に言えば、
日比谷IMAXは大きくない。
デジタル上映は、天地(上下)がギリギリいっぱいまで上映できるので、
天井スレスレまで使い高さを稼いでいるが、
これを左右(横幅)ギリギリでも応用。
壁スレスレまで上映するため、館の横幅とスクリーン横幅がほぼ同じ。
座席は前列の座席が少なく、後列になるに従って増えて行く扇型ではなく、
成田HUMAXシネマのIMAX座席表は、しっかりと扇型。
こちらも壁ギリギリまで詰め込む箱形で、
TOHOシネマズの前身、
ヴァージンシネマズのゴージャス志向ではありえず、
せせこましい収益追求型に撤するようになってから、
TOHOシネマズは、2003年4月4日に、東宝株式会社が103億円でヴァージンを買収したもの。
TOHO八千代緑が丘や、
2006年3月17日オープン。
——等々に乱立した箱形劇場で、
なんで大画面映画のIMAXなのに、
こんなセコイ事をするかといえば、
当初TOHOシネマズはIMAX導入を考えず、
対抗策に、
TCXを導入した。
【概略】
2013年11月22日に、移転オープンしたららぽーと船橋に、
TOHOシネマズ独自規格のスクリーンTCX
(ティーシーエックス、TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)と、
日本初の音響設備ドルビーアトモスが導入された。
TCXとは上映室の左右の壁一面に広がったスクリーンで、同規模のものに比べて120パーセント拡大サイズ。
また、壁面、天井、シートなどをダーク系に統一することで上映中の暗室効果を高めたインテリアを導入した。
上記ららぽーと船橋以降、
TCXは2013年11月28日に市原に導入されたほか、
TCXとドルビーアトモスのセットで
2014年3月12日にくずはモール、
同年3月20日の日本橋にと順次導入されている。
2017年現在、仙台・日本橋・新宿・六本木・ららぽーと船橋・ららぽーと富士見・柏・市原・梅田・くずはモール・アミュプラザおおいたに導入。
このうち日本橋(スクリーン7)と市原を除きドルビーアトモスが併設されている。
また、日本橋はスクリーン7とスクリーン8が共にTCXであり、1サイトに2つのTCXが存在する唯一の劇場である。
なお、巨大スクリーンであれば必ずしもTCXとして運用しているわけではなく、該当サイトのTCXより他サイトの非TCXシアターの方が絶対値ではスクリーンサイズが大きい場合がある(例:海老名の1番スクリーンはTOHOシネマズ最大級であるがTCXではない)。
このように、TCXは、
2009年6月19日の109シネマズ3館以来の、
デジタルIMAX(MPX)に対抗すべく、
4年後の2013年にようやく、
「当館では通常作品を大画面TCXで」
しかしそれだと、
「なんで一般作品を、画面がデカイだけで、よけいなお金を払う?」
になるので、
「画面だけでなく、音もドルビーアトモスで良いですよ」
と付加価値をつけるも、音の方にも追加料金がかかるため、
IMAXに対抗できなかった。
デジタルIMAXはテリトリー制の導入もあり、
109、ユナイテッドが近くにあると、できないが、
たまたま穴場だった新宿に、2015年4月17日開業時から、
TCXと併設で、
IMAXデジタルシアターも導入された。
このIMAXが大成功。
TCXとIMAXの並立は2016年7月1日開業の仙台でも行われている。
IMAXデジタルシアターはこの他に二条・なんば
ららぽーと横浜に既存施設の改修の形で導入された。
TOHOシネマズ日比谷には、
TCXが、
の2館あり、
この二つの方が、横幅はIMAXより長い。
(IMAXのスクリーンサイズは非公表)
そんなこんなで、省スペース型のIMAXで、
これなら新宿の方がよさそうだが、
音響は日比谷の方が優れてはいた。
と、相変わらず前置きが長いが、
それでも『インフィニティ・ウォー』をIMAX・3Dで観たのは、
全編がデジタルIMAX比率で撮影されているので、
画面情報が欠落しないのと、
まだ吹替版(MX4D)しか観ていなかったから。
当日は夕方から鑑賞。
朝から都内に出かけ、
を見たり、
渋谷で試写を観たりと
動き回ったので、
せっかくのIMAXなのに、
ところどころまどろんでしまったが、
映画がタイクツだったわけではない。
とにかく、起きている間の画角は常に一定で、
上下に黒みは一切なかった。
ドルビーシネマという新上映方式が、いいらしいよ。
日本では、今年2018年中に、
ここでようやく劇中展開に話を絞ると、
近年はもっぱら「シールド」と呼ばれるはずが、
吹替版で「バリア」とされていたのは、
オリジナル音声でも、
ワカンダ国のカタカナ英語で「バリア」だった。
キャプテン・アメリカのシールド(盾)
諜報機関シールド(S.H.I.E.L.D.)との違いを示すためなのか。
ところで、
インフィニティ・ストーンをサノスが集めていく過程で、
「ああ、このキューブって、
アクアマンの故郷アトランティスと、
ワンダーウーマンの故郷、女性だけが住む島セミッシラ(Themyscira)、
サイボーグの本拠地S.T.A.R.ラボにあったやつだね」
と思ったが、
そのおかげでスーパーマンが復活したのと、
集めていたのがサノスじゃなくてステッペンウルフだったのを思い出し、
キューブは『ジャスティス・リーグ』のマザーボックスだったとようやく気づいた。
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などと、
マーベルと
DCを混同する
自分のモウロクを棚に上げて人のせいにする、
日本の現詐称首相や、
日大アメフト部のコーチ、監督のように卑怯な自分であった。
『インフィニティ・ウォー』の感想だと、
謳い文句の、
「アベンジャーズ、全滅」
を真に受けないし、
『バットマンvsスーパーマン』(2016・未見)
でスーパーマンが死んでも、
「どうせ復活するんだろ」
と見込んでいたから、
今回「全滅」ではなく「半滅」した顔ぶれも、
「どうせ復活するんだろ」
と見越してはいる。
今回は、MCUのまとめ役で、
『インフィニティ・ウォー』のエンディングに登場する、
シールド(S.H.I.E.L.D.)長官役、
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)について。
『インクレディブル・ハルク』(2008)では、
名前のみの登場に留まっている。
(オープニング・クレジットに出てくる公文書で、ニック・フューリーの名前が確認できる)
- 『アイアンマン』(2008)
- エンドクレジット後にサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーがトニー・スタークの家に侵入して現れ、トニーに彼以外にもヒーローは存在すると声をかけ、アベンジャーズ結成の話を持ちかける。
- 『アイアンマン2』(2010)
- ジャクソン演じるニック・フューリーが登場し、ナターシャ・ロマノフやフィル・コールソンを部下に率いている。
- マークIIと対決した後のトニーの前に現れ、イワン・ヴァンコの情報を提供し、パラジウム中毒を一時的に抑える薬を与えた。
エンドクレジット後に登場する。
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
- メインとなる時間軸から見て未来で登場。冷凍睡眠の眠りから覚めたスティーブと出会う。
- 『アベンジャーズ』(2012)
- 主要人物の一人として登場。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
- 主要人物の一人として登場。ウィンター・ソルジャーによって攻撃に合う。
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
- 主要人物の一人として登場。
エージェント・フューリーを押さえたついでに、
『インフィニティ・ウォー』でやはり「半滅」した、
撮影準備中のため、ニック・フューリーにアイパッチがない!
諜報機関S.H.I.E.L.D.の一員、
マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)についても押さえておこう。
『アベンジャーズ』(2012)
この時は若くてきれいだった、コビー・スマルダーズ。
ブラック・ウィドウよりスリムでトール。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
2年後の姿(右端)。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
『アベンジャーズ』から3年後の姿。
テレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』(2013/9/24・未見)に登場する。
第1シーズン1話に登場。けれどこの写真がその時のもので、『アベンジャーズ』1年後かは不明です。
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観客やファンがおおむね満足し、
シリーズの期待に立派に応えているのが、
『インフィニティ・ウォー』で最も評価すべきところであろう。