劇場版エンプラをデザインするC/アンドルー・プロバート〈その6〉 | アディクトリポート

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これ(アンドルー・プロバート〈その5〉)の続き。

アンドルー・プロバートが、
TOS版とも、フェイズ2版とも大幅に変更した箇所は、
前回の光子魚雷発射管の外形を角張らせた以外にも、

dezainn
↑プロバートも忘れてるみたいだが、
そもそもマット・ジェフリーズ案でも、
↓ここは角張っていて、
ぽっきー
↑ジョー・ジェニングスが図面を引くうちに、丸まっていった。


2つほどあったので、
それを解説。

RCT

tate

RCTとは、リアクション・コントロール・スラスターの略
RCS(リアクション・コントロール・システム)スラスターとか
マニューバリング・スラスター
とも呼ばれる、
姿勢制御ロケットのこと。

実在のスペースシャトルにも実装されている

同名の装置と機能も同じで、
船体各所に配置された、
小型ロケット/ジェットで、
みst
ここから小さな噴射を吹かすことで、 
ドックの接続などの際に、位置の微調整を行うもの。

RCTの導入により、エンプラだけでなく、これ以降の、
↓ワークビーやシャトル等の、惑星連邦の宇宙船にはもれなく装備されている。
mkmkmk
sannkaku
発光するのは、
あくまでもロケットを吹かす時だけで、
すら
その光だって、
小刻みにチロチロがホントのはず。
RCT
↑最下段とその右上のみ、部分拡大モデル。


のみならず、
TOSより前の時代の、NX-01にまで、
RCTが装備されてしまっている。

↓明確な色分けがないため、わかりにくく、
NX-01
↓こちらの動画でも、さらにわかりにくいが……。



ディフレクターディッシュ
あお
航行用ディフレクターとは、
この部分から、行く手をさえぎる前方の障害物に反射波をぶつけて、
航行の安全を保証する装置。
なんで

TOSの場合は、
パラボラアンテナ状だったディフレクターは、
だいに
フェイズ2版では突起が取り払われ、第二船体と一体化された。

ディッシュ(くぼんだ皿状の部分)の色までは、決まってなかったみたいだが、
きおい
TOS版と同じカッパー(銅色)で、光の透過性は、なかったもよう。
mkmk
↑ディッシュの中心に、突起のあるバージョン。
↓突起なしのバージョン。

mkmk

これを発光するようにして、
作動したては、うっすらとオレンジがかり、
sikawa
安定するとブルーに設定したのは、他ならぬアンドルー・プロバート。

理由は、
その方がカッコイイ(クールだ)から
だそう。

緻密と大胆、緩急の使い分けが際立つ!

今回はここまで。