ギンガビクトリーPART 2/何人いるの、ウルトラマン(21) | アディクトリポート

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突然思い出したように、
これ(2014年12月18日)の続き。

最初にギンガビクトリー(2015)を取り上げた時は、
めさ
「速報」って感じで、
名前が長いのどうのと、寄り道で終わってしまったが、
今回はあらためて、
そのスタイルについて。

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ブラックを基調としたボディカラーはビクトリー、
べっし
模様のパターンは、ギンガに準ずる。

ギンガビクトリーは、
ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーが
pinn
合身(フュージョン)した超強化形態
と言う設定だから、それで当然。

とはいえ、こと顔つきに関しては、
↓ビクトリー(右)の面影はなく、
kurasi
↑ギンガ(左)よりも、ギンガS(ストリウム・右)に共通点が多い。
というのは、あくまでも正面形で、
↓ギンガビクトリー(中)の横顔は、
てらん
ビクトリー(右)、ギンガ(左)、ギンガSの、いずれにも似ていない。

というより、なにがどうしてどうなると、
↓この二人が、
さんにん
↑こうなるのか、理解しかねる。

そもそも合体ウルトラマンというのは、
ギンガとタロウの合体の、
routa
ギンガストリウム(2014)が例外で、

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コスモス(フューチャーモード)と、ジャスティス(クラッシャーモード)の合体戦士、
reje
レジェンド(2003)も、


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ゼロとコスモス(ルナモード)とダイナ(フラッシュタイプ)の合体戦士、
もも
サーガ(2012)も、

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元ネタの要素が、顔かボディのどちらか、
もしくは両方に跡形もなかったりする。

でもって、
ビクトリー/ビクトリーナイトの元ネタが、
ライダーマンだと特定
したように、
すーつ

ギンガビクトリーの元ネタを、
歴代ウルトラマン以外のヒーローから探してみると、
仮面ライダー剣(ブレイド・2004)に行き着いた。

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いや、まあ、あくまでも無理やり似てるのを探しただけで、
mex
ブレイドを参考にしなくても、ギンガのトサカを強調すれば、
ギンガビクトリーになったとは思うから、
「パクリ王に、俺はなる!」の、
佐野研二郎大先生のデザイン拝借のような、
決定的証拠にはならない
し、
↓ブレイドとギンガビクトリーの横顔は、
れっく
たいして似ていないけどね。

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ギンガビクトリーのデザインを担当した後藤正行は、
コンセプトを「光のアーマーをまとったウルトラマン」と述べている。
映画用のウルトラマンであることから、発光パーツを多く派手なものにしている。
——そうなので、
色はともかく形は、意外なものがイメージソースなのかもよ。

↓『ファインディング・ニモ』(2003)のギル(Gill)と、
boutoku
↑ツノダシ(Moorish idol)


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当方、なにせサカナに疎(うと)いので、

↓後頭部のヒレの形は、セブンのアイスラッガーに寄せているのだろうが、
さっかーな
↑クロダイあたりは、色も参考にされているような、いないような…。


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もっと好例に行き着ける人もいるだろうけど、
なんにせよ、
これぐらいなら、コピペかトレースかの問題にもならず
佐野研二郎よりは、立派なデザインワークといえましょう。