手術実況?/ ブログ中断と再開の事情〈その5〉 | アディクトリポート

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昨日の『GODZILLA』記事を差し挟んだために、
じゃんじら

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1回お休みとなった、
ブログ中断と再開の事情
の、〈その5〉です。

クソ暑い日々が続きますので、
今回はゾッとしていただきますが、
それだけに、
かなりグロい内容なので、
そういうのが苦手な方は、
この先は読まない方がいい

と思います。

7月2回目の入院(7/15~23)は、
眼底出血の治療のためでした。

今年の2月。
朝起きると、左目に異常が。

まだら模様みたいなものがまとわりついて、
取れる気配もありません。

「やっちまったな…」と思いました。
糖尿病網膜症ってやつですな。

でもって、手術の前に、右目も二の舞にならないように、
2月から入院直前までずっと、
通院で何度にも分けて、
もろくなった血管からの出血を防ぐために、
レーザー焼結(左右とも)するわけですが、
これが痛い!

もちろん、照射の前に麻酔を点眼するんだけど、
「カチッ、カチッ」の当初は、
「あれ、なんともないな」なのが、
次第に、「ズシッ、ズシッ」の感覚(痛み)に変わっていき、
1日で100発以上撃ち終わった後は、
激しく涙目で頭はガンガン。

視界一杯にパープルの光が広がり、
散瞳してるから、
病院から一歩屋外に出れば、光がまぶしい。
帰宅までの道のりは、命がけである。

レーザーがまんべんなく照射されるまで、
自然に血だまりが吸収されるのを待つ間にも、
新たな出血があり、
順番待ちも済んで、発症から約半年を経て、
ようやくの、入院、手術となったわけ。

えっ、別にグロくない?

いやいや、これからですよ。

15日の朝一で、生涯最大の大手術。

(以下、パープル文字表示は、グロ注意です)

*白目の部分から眼球内部に通した管を操作して、
*シャンデリアと呼ばれる極小ライトで眼球内を照らしながら、
イーグルチョッパーと呼ばれる専用鉗子で、元凶の眼底血管を除去し、
*操作が連続すると、♪ドーレミファソラシドー♪と鳴る超音波洗浄機で、眼底の血のたまりを洗浄
*洗浄した汚れを、吸引器でシュルシュルと吸い取り、
*再出血で手術がムダにならないように、内部をピンポイントでレーザー照射。
*硝子体が白濁していたので、まっさらな硝子体を注入
ーーーーという施術の一部始終が、
部分麻酔で意識もあるし、
なにせ目の手術なので、
ずっと見えっぱなし、
音が聞こえっぱなしなのだった。


『時計じかけのオレンジ』(1971)の、
↓このシーンが、
とけおれ
「当たらずといえども远からず」(あたらずともいえどもとおからず)
みたいな感じでしたよ。

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翌日、左目の眼帯は取れましたが、
視界の9割方を、注入した空気の、
黒いたまりの水平線が占めていました。

この黒い塊は、次第に小さくなっていき、
球体から、最後は黒点になり、
7月28日に完全に消失しました。

2012年の入院で、血糖コントロールは順調だったのに、
眼底出血はなぜ?

血液状態の影響は、4~5年遅れてやって来るんだそうです。

しかし、完全に視界を回復して(視力はガクンと落ちた)、
最初に見たのが、『GODZILLA』だとはね…。

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