のどじまんTHEワールド! 2014春 | アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

そういえば、
のどじまんザ!ワールド
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-fff
から、
のどじまんTHEワールド
なら
に、タイトルが小変更されたんですね。
(「ザ」が英字表記の“THE”になり、!の位置が変更に)

いやあ、たっぷりじっくり3時間、堪能しました。
っっっf

今回ははじめから、2度目の出場の
デニス・マラシガン・タンカンコを応援しようと心に決めていた。
でにす

期待に違わず、心を揺さぶってくれるから、聞いていて涙が止まらない。
歌唱力の確かさに「感心」する歌は多いが、
「感動」を誘う歌は少ない。

ああ、それなのに、それなのに!
同点で、決選投票という試練を2回も味わうなんて。

まあ、結果的には、決勝に残ったからいいけど。

予選で技巧の限りを尽くした曲で勝負したから、
決勝はさぞかしと思ったら、さにあらず。

よけいなものをごっそりそぎ落とした、
素朴な曲「花は咲く」を、ひたすら気持ちを込めて歌い上げる。

ガツガツと勝ちに行かない、
他の出場者とは正反対の方向性に、
この人の精神性の気高さと深遠さを感じ取る。

この崇高で美しい精神性は、
かつての日本人が持ち合わせていたのに、
ほとんどの人が忘れてしまい、
今の若い人には感じ取れず、理解できないのではあるまいか?

それが証拠に、歌唱力だけが点数に置き換えられ、
パフォーマンスの違いや気構え、
歌と向き合う姿勢が点差にまったく反映されず、
どうにも伸び悩み、奮わない。

更に加えて、
女性がきわだった、今回の初出場者の皆さんは、
この番組には過去の優勝経験者がひしめきあっている状況を知っていてなお、
挑戦してくるだけのことはある、
それぞれに勝算を持って臨んでいるだけに、
なるほど、たしかに歌がとことんうまく、
カラッと陽性、まるでピーカンの青空みたいな明解さ。

かくして出場者のレベルが拮抗しすぎ、点に差をつけづらく、
微妙な採点のさじ加減や基準のブレが総和となって、
意外な点差につながってしまう。

ただ一人の怪物をのぞいては!

いやはや、最後にあんな究極兵器が控えてるなんて!

歌い出しのワンフレーズで、
努力がどうのと言うレベルでは
とうてい太刀打ちできない、
天性の資質の違いを思い知らされたよ。

あれがでてきちゃ、もう誰にも勝ち目はないね。


優勝は、シンガポールのテン・ブン・ソン・ジェレミー
容姿と美声のギャップが…。
ドラえもんで日本語を独学で習得。
それだけ耳が良く、絶対音感があるっていうこと。

というわけで、
デニス、
「のどじまんTHEワールド!」で優勝したって、
しょせんはそれだけ、ただ一度きりのこと。

もっともキミは、
決勝であの歌を歌えたことで悔いはないだろうが、
この番組以外でも、キミの歌を聴きたい人は、
たくさんたくさんいるはずだから、
こんな番組にしがみつき続けずに、
さっさと日本でデビューしてくれたまえ!

私は心から応援します。