…と書いてるところに、いつもコンスタントにお買い上げいただいている方から、
「トイレベンチャー」
「ハンディキャップヒーローズ」
を立て続けに購入していただきました！
本当にありがたいです。
ですが、このペースはまずい、かなりまずい！
もともとブログの愛読者と、小説の読者層はぴったり重なるはずはなく、今取り組んでいる毎週の発売は仕込み程度の役割ですから、まだ１点も売れなくても、おかしくはないんですけどね。
そもそも小説を書き始めた時、自分はこれでやっていく（一次版権者・原作者になる。自作のストーリーを自前で用意するクリエイターになる）と決めたんで、大成するまで（具体的な成果が上がるまで）あきらめる気はなかった一方、作家という職業に対する、世間の厳しい目、誤解と偏見にも直面しました。
おそらく、たいていの人が、
「ちょっと文を書くのがうまいってだけで、わけのわからないものばかり書いて、印税でラクして暮らしやがって！ そんなやつのために、カネなんて払ってやるもんか！」
と考えて、作家という職業に良い印象を抱いていないんでは？
私も他の多くの作家の作品に対して、つねづね同じ事を感じてましたので、自分だけは同じ轍（てつ）を踏むまい、それにはどうしたらいいのかを考え抜きました。
それで、世に問う作品には、価値や意義、社会的役割を担わせるべきという結論に達しました。
「ハンディキャップヒーローズ」には、執筆時に未解決の社会問題を盛り込み、問題提起のみで終わってしまわず、私なりの各問題への展望と具体的な解決策を提示しました。
本作で語られる問題は、
＊身体障害者の社会参加
＊北朝鮮拉致被害者問題の完全解決
＊大事故、大災害へのレスキュー活動
が三本柱です。
従って、各問題を代表する実在の人物が出て来ざるを得ず、
金正日（キムジョンイル）以外は別名に変えましたが、
＊横田めぐみさんとそのご両親、めぐみさんの娘さん
＊小泉純一郎前首相と、息子でタレントの小泉孝太郎さん、
＊小泉首相の秘書官だった、飯島勲氏、
＊障害の程度がかなり重度な乙武洋匡さん、
＊御巣鷹山の全日空機事故の生存者、川上慶子さん、
----が、ストーリーの必然で、出て来ざるを得ませんでした。
くしくも、「ハンディキャップヒーローズ」を発売した５月14日に、飯島氏が、拉致問題解決の糸口を探るため、北朝鮮を訪問していますね。
作品内では、一刻も早い問題解決のために、2007年、つまりめぐみさんが拉致されてからちょうど30年の節目に、ヒーローが行動を起こします。
すでに私の作品は４点発売しました。
１点ずつなら、これ以上はできないとこまで格安ですが、
全点お買い上げいただければ、1800円にもなってしまい、なかなかおいそれとは手が出せないことでしょう。
一方で、例の作家の新刊は、たった１冊で、私の４冊まとめてより15円だけ安い、1785円。
持ってるだけ，読んでるだけでカッコイイ（おしゃれ）と、若者に売れて、書店によっては在庫切れ、またたくまに100万部を突破しました。
ですが、これで何か世の中のためになるんでしょうか？
「そんなために書いてない」
と開き直られれば、それまでですけど。
「だったらお前を儲けさせたら、誰が何か得するのかよ」
という一部の方の心の声には、
まずは存在意義と存在価値のある作品を、今後も書き続けられる環境が整います。
たびかさなる却下と無理解にもめげず、
「どうして創作活動をやめないのか」を自問して、
「ああ、この話を他者（ひと）に伝えたかったからなんだ」
と自覚したのは、
「ハンディキャップヒーローズ」からですが、
それ以前に書いた作品、
ルインズウォー（遺跡戦争）だって、
スクール リボーン（学校再生）だって、
存在意義と存在価値はしっかり盛り込まれてましたから、今後も失うことはありえません。
ようは、私は「読者（観客）なんて、こんなもんでしょ」と見くびられるのが大キライなので、自分がされたくないことは、ひとにもしない、ということです。
自分が「読んだ時間を損した」とか「払った代金を悔いる」ようなものは、絶対に書きません。
なにより先に、このブログが継続できます。
「ブログは無料でできるじゃないか！」って？
たしかにそうなんですが、なにせ４年も続けてるんで、画像がそろそろパンパンなもので。
満杯になったら、画像なしのブログで、いいですか？
昨日からＰＣ向けのレイアウトを変更して、画像が切れるのを回避したばかりですが、私のブログは、画像あっての存在だと自負しております。
月々の通信費だって、なかなか、「かさみ」ますしね。
もちろん、宣伝告知は、閉ざされた輪、つまり本ブログの読者の方だけでなく、それ以外にも広げてはいきますが、まずはこれまでに知り合ったご縁に感謝し、お知らせとお願いは身内（？）からっていうことで。
今ひとたびのご支援のほどを～。