生き抜く 南三陸町 人々の一年(2012) | アディクトリポート

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映画『生き抜く 』南三陸町 人々の一年
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-らくるい

関東首都圏(東京)では、
ポレポレ東中野で、
明日10/13(土)から、10/26(金)の
2週間限定上映!


いや、できれば観た方がいい。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-りょう
(9月に、TCC試写室で鑑賞)

3・11で、津波被災した宮城県南三陸町を、1年にわたって撮りつづけたドキュメンタリー。

冒頭にMBS(毎日放送)のロゴが出て、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-mvs

「えっ、MBSって、『ロケみつ』の?」
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と、意外な気持ち。

なぜ東北の被災地のドキュメンタリーを、関西の放送局が?

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sinn

その疑問は、映画を観るだけではわからない。
試写当日、プロデューサーの井本里士氏がお見えだったので、訊いてみた。

MBSでは、地震の一報で取材チームを3つ現地に派遣。
二つは陸路、一つは空路で別ルートの現地入りを目指したが、空路はたどり着けず断念。
別々に目指した陸路2チームがたどりついたのが、偶然、同じ南三陸町だったので、ここでの定点観測を現在も継続中。

その1年間をまとめた番組を、映画に再編集した。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こどく

いくつかの家族、個人を撮りつづけたが、この1年で、あいにく公開できなかった方々(つまり、命の尽きてしまった方々)もいたとのこと。

で、「どうして毎日放送が?」ですが、
やはり阪神淡路大震災での経験が下敷きにあるらしい。
あの時は自分たちが日本各地に助けられ、取材された。
今度は自分たちの番だと。

以下(赤字部分)、映画を白紙の状態でご覧になりたい方は、読み飛ばしてください。

歴史の瞬間の切り取りようが絶妙。

3月13~14日あたりの様子で、ラジオからの報道で、
「(福島原発の2号基の)圧力容器と格納容器に異常はないとのことです」
とウソの報道が流れていたところとか、
避難生活のテレビから、
例の
あいさつの魔法

が流れてきて、
あの頃の不安な気分が突然よみがえった!


そうだよなあ。

同じ日本でのことで、あの頃は日本全体が不安の日々だったのに、今や被災地以外はすっかり他人事。

同じ日本国内なのにね。

映画への感謝と敬意を込めて、プロデューサーに、
「ロケみつ以来の、MBSの偉業です!」
と、まだ涙も乾かぬままの眼差しで、気持ちをお伝えしました。

皆様、ぜひぜひぜひご覧ください!