GANTZ(ガンツ) | アディクトリポート

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作家集団Addictoe オフィシャルブログ-めいん
つい最近まで、かたくなに阻まれていた、某芸能事務所に所属するタレントのネットでの顔出し。

最近は予告編動画を中心に、徐々に規制がゆるくはなってきた。


とはいえ、昨年末に公開された『某・宇宙戦艦アニメ実写映画化』(笑)を海外で紹介したネット記事では、主演俳優の画像は使わないようにと、わざわざその事務所からお達しがあったとか、なかったとか。
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-うしろ
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ゆき
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-うゆゆtれ
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ぴっく
そのため同記事では、主役のビジュアルが掲載されないという異常事態に!

そんな中、二宮和也は、ある意味、治外法権の『硫黄島からの手紙』(2006)の先例(画像がけっこう見つかる)があったので、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-いおうじま
↑日本人は正しく「いおうとう」と呼ぶべきで、「イオウジマ」はアメリカ側の誤読だそうですよ。
今回も楽勝……かと思いきや、
予告編からのキャプチャ画像か、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-にの
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-けんちゃん
冒頭に掲げた代表ビジュアル以外は、ほとんど画像がない!

おわり。

ではなくて、中身のドラマについて。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-なにか
マンガ原作の実写映画としては、かなり出来が良い方で、

もう少し緩急自在にテンポ良く進めて欲しい気もしたし、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-もっと
戦い方がパターン化しすぎて、危機感が醸し出されないのが残念だったが、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-たたかい
それ以外の気になる点は、そもそもの原作マンガ自体に起因し、

その問題を一言で言い表せば、あまりにも無思慮に、「今風」にこだわった随所が、個人的にはガッカリの要素。

たとえば、
*死ぬ運命にあった者を、侵略宇宙人退治にあたらせる黒い鉄球、ガンツ(=デスノートの死神のバリエーション)の知的レベルが、もろに読者のゲーム漬け中高生(ならびに原作者?)と大差ないとか、

*ねぎ星人とか田中星人とかが、いかにもウケ狙いで、頭の悪い高校生、将来お笑い芸人になって、アメトーークで、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ameto
「ガンツ大好き芸人」になるような層に、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-migiyakasi
↑本人にこれといった持ち芸がなく、何かに乗っかったり、持ち上げたり、ヨイショするだけの芸人には魅力も面白みも感じないから、そういう芸人に持ち上げられる作品も、本当に面白いのかはアヤシイとにらんでいます。
あからさまにおもねっているところとか、
*これまた昨今の児童受難の世相を反映したつもりなのか、子供の扱いが、やたらめったらむごたらしいとか、

いろいろと、「おいおい、もっと考えて書けよ(描けよ)」と、不快な部分も散見された。

後編で「全ての謎が明かされる」とのことだが、それは各キャラの運命についてであって、ガンツの意図や目的、存在意義はともかく、各星人の侵略意図とか、死者をその退治任務にあたらせるのは、あくまでも裏技に過ぎず、本来は別の防衛体制があってしかるべき、ということは、ほったらかされるんじゃないかと睨んでる。

というよりも、裏技がもたらした副作用で、侵略宇宙人の存在が明らかになっていくという筋立てなんだから、ますます本来あるべき、対宇宙人体制は、描かれずじまいに決まってますね。

主人公の、「人にはそれぞれ、個として生まれて来た意味があるはず。どうせならその意味を生かすべき」云々のセリフ(就職面接の決まりゼリフとして登場し、後半に再登場する)は秀逸だと思うけど、これって主人公の年齢設定変更に伴う、映画版だけの付け足しらしい。

だからもしも原作者がこのセリフの意味を理解していたら、こういう筋立てにはなりっこないって部分もいくつかあった。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きょぬ
↑見事な曲線美の持ち主がゆえに抜擢された夏菜(なつな)

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かみあわせ
↑「テニスの王子様」や、松山ケンイチから役を引き継いだ「NANA2」等の本郷奏多が、成長して登場。顎のかみ合わせが悪そうですね。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-わかれ
↑アクション映画にメロドラマを盛り込むと、生きるか死ぬかの瀬戸際に、「敵が待っていてくれないと」成立しない、こういう場面がネックになるよねえ。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かみ
↑ヒロイン役には、とりあえず出しとけば、そこそこ芝居が成立する、吉高由里子を起用。

まあ、若いマンガ家に、全てを達観したような作品を望むべくもないわけで、逆説めくけど、マンガ(およびその実写映画)としては、かなりまともな部類の方だとは思います。

タイトルがGANTZ(ガンツ)だけに、ガンツ先生からアドバイスをもらえればよかったですね。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こここ
くだらね~!

そうそう、エンディングの音楽は、本編劇中とは無関係によかったですよ。
いつもながらの川井憲次でした。

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