前に第一報をお伝えした、中国万博テーマ曲盗作問題は、
岡本真夜の原曲を使用した、という形に落ち着いたそうですね。
一方で、マスコットの海宝クンが、ガンビーに似てるとか。
たしかに似ている。
せんとくんと、TKOの木下くらい似ている。
まさに無間地獄(「無限」地獄だと思ったら、間違いでした。ついでにここでの使い方も間違ってます)、果てなき負のスパイラル。
中国の版権意識なんて、その程度だったわけで、これを機に意識改革されるといいですね。
では、ついでではないですが、曲のパクリとインスパイアの違いについて考えてみましょう。
まずは松竹錠さんから教えていただいた、
ブライアン・デ・パルマ『殺しのドレス』(Dressed to kill/1980)のテーマ
(作曲ピノ・ドナッジオ)を聴いた時、
1972年の札幌オリンピックのテーマソング、
「虹と雪のバラード」(作曲村井邦彦)かと
思いましたよ!
----というコメントを検証してみました。
なるほどー、「殺しのドレス」は、「バラード」の前半のフレーズだけで最後まで乗り切ってしまった印象ですね。
インスパイア(全部を丸ごとコピペするパクリでなく、原曲のメロディの印象を借りることと、勝手に定義)の大家と言えば、映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ。
「レイダース/失われたアーク」(1981)の、2:13からのマリオンのテーマの出だしは、
「ザナドゥ」(1980)の歌い出しからいただいたのではと思われる。
「スーパーマン・リターンズ」(2006)でも再現された、「スーパーマン」(1978)の惑星クリプトンのテーマは、
↑冒頭からの55秒。
プロデューサーの要請で、「2001年宇宙の旅」(1968)の随所に登場する「ツァラトゥストラはかく語りき」に似たイメージで。
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の一番盛り上がる部分は、
0:19あたりから始まるが、はっきりわかるのは0:57あたりから3分ちょうどくらいまで。
今年30周年の「スター・ウォーズ帝国の逆襲」(1980)の「ハンとレイアのテーマ」に引用されている。
1:44から2:06まで。
楽しんでいただけましたでしょ~か!
音楽に造詣が深い人なら、とっくに知ってたでしょうけどね。
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