ばななばはし2
これは「変わっていくこと」の話だと思う。
環境の変化、状況の変化、自分の内部の変化、外見の変化、
自分も周りの人も、いつも変わり続けていて、
その変化はたとえ自分のことであっても、止められない。
留まりたかった瞬間とか過去があって、そこに狂ってしまいたいくらい戻りたくなるような時もあるけれど、
絶対に戻れない。
懐かしくて愛しくてどんなに祈っても、せつなくても、絶対戻れない。
人はいつも何かを失い続けていて、新たに何かを得ていて、
得たものはすぐに失われ続けて。
それを変化と呼ぶか喪失と呼ぶか。
でもだからこそ目の前で起きていることを
自分の感じたことを大切にしようと思う小説です。
その積み重ねで自分の人生が進んでいくから。
とっても小さな感情の揺れや選択や、思いがけず出会ったいいこと悪いことも
全てアムリタ。
光の帝国
あこがれの、
マグリットの「光の帝国」を見てきました。
こてこての宗教画や肖像画はあまり興味がないけれど、
マグリットの絵は展の一番最後の部屋に飾ってあるから
自分をじらしつつわざとゆっくり移動。
ついでに見ている人も観察。興味深いおかしな人たくさん。
それにしても、
もう完璧!マグリット!
画集を見てもわからない細かい筆使いとか、陰影とか
絵の具の厚みとか、
感動。
胸はどきどきして息が苦しいし、涙はでてくるし、動きたいのに動けない、
恋愛状態。
あの場所にずっといたかった。
対象が何であっても、好きという感情はすごい。
興奮も感動も、自分がフルに動いて味わえるのに頭の中はクリアで
同じベクトルで反対の感情も湧いてくる。
自分自身の縮図を、一瞬にしてわからせてしまう感じ。
なぜ好きか、ここにいるかの答えは「必然」。
または運命。
だから少し怖い。
けれど、人をそんな気持ちにさせてしまうものを形として作り出す人はもっとすごいのかも。
だから本物なのかも。
デルヴォーも大好きなので、会えてうれしいわ。














