昨日から精神科訪問看護研修会に参加しています。

全3日間の研修で本日2日目。

この研修は精神科訪問看護基本療養費の算定要件にもなります。



僕は約20年前に東京の精神科で勤務していたので既に算定要件は満たしているものの、やはり20年のブランクは不安がある。

知識を一度ゼロにして受講してみることにした。





さて、精神障害者と聞くとあなたはどう思いますか?

本研修でも「怖い」「危険」と言った声が聞かれました。



昔は私もそうでした。



何を考えているかわからない
何をするかわからない



精神病棟で勤務する前は、恥ずかしながら無知からくる偏見に満ちていました。
なおさら医療従事者でない人には精神障害者は理解し難いものでしょう。



しかし精神障害は性格や個性ではなく病気によるものです。

例えば統合失調症の症状に「幻覚」や「妄想」などがありますが、ちゃんと受診して抗精神薬を内服していれば症状は改善します。


ちょっと面倒くさい話をしますが、
統合失調症は中脳辺縁系のドパミン過剰伝達によって起こるといわれている。

抗精神薬をきちんと内服するとドパミンが遮断され、症状は軽減します。
  

そうです!!
治療を受けている精神障害者は幻覚も妄想も起き難いんです!!!

ではなぜ怖がられるのか、、、


はい。言いたいことはわかります



動きがぎこちなかったり、落ち着きがなかったり、呂律が回っていなかったり、、、ですよね。



実はこれ、内服しているから起きている副作用なんです。


中脳辺縁系のドパミンを遮断しようとすると黒質線条体系、中脳皮質系、漏斗下垂体系のドパミンにも影響を与える。(これだけが原因ではないけど)


そう思うと精神障害って内因、外因、心因の違いはあれど、多くは伝達経路異常によるただの病気なんです。

どうでしょうか、医療従事者ではない方にも少しは伝わりましたか?


そしてやはり確信しました。
改めて精神障害者は愛される存在であると!



以下は簡単な事例です。

ある人は突然私の足を抑えます。
ビックリしますよね。でも私の足が溶けて流れ出そうなのを防ごうとしてくれていたんです。
溶けてないけど。ありがとう。



とあるパーソナリティ障害の人は突然電話してきて「もう二度とくるな!!」とガチャ切り。5分後「心配して電話してこないの?」
ツンデレか!



強迫性障害の人は看護師が自室に入れるようにサランラップの花道を敷いてくれる。そして「汚れるからラップから出てこないでね。」
自宅に入れてくれてありがとう!




どうでしょうか。

「精神障害」と「その人」を知ることで多くの偏見はなくなるはず。


精神障害者が地域の一員として安心して暮らすことのできる支援に関わることができる。

看護師として幸せです


それでは明日の最終日も楽しんできます!