☆ドラマの明暗 | あなたの知らないひとのあたまのなか。

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ここでは主に公募賞の結果を中心にお送りします。

月9の『東京DOGS』 と 日曜劇場『仁-JIN-』 の放送が終了しました。


単純に比較すればよいというものではありませんが、両者の命運が


きれいにクロスしたので、引き合いに出してみます。


というのも、視聴率の観点からは


『東京DOGS』 は好スタートダッシュ(18.7%) ⇒ 微妙な幕切れ(14.0%)



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『仁-JIN-』 はなかなかのスタートダッシュ(16.5%) ⇒ 有終の美(25.3%)



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という結果に終わったからです。


いえいえ、『東京DOGS』 もかなり健闘しています!もちろんです。


水嶋ヒロ、小栗旬、吉高由里子と”旬”な俳優陣で大健闘。


同枠では今年で一番の安定した視聴率を獲得していました。


ただ、やはり”月9信奉”は終焉を迎えていることを実感しました。


いえ、もうとっくに終わってはいたんですが、わたしはテレビをあまり


見ないほうなので・・・漸く”実感”しました。


逆に、『仁-JIN-』 は大快進撃です。


どうしてでしょう?


もちろん、色々な理由が考えられます。


個人的な見解ですが、2つ考えられると思っています。


① コンテンツ力ドキドキ


② 社会的背景ドキドキ


① コンテンツ力については、とても主観的な話ですが、


ようは内容がつまらない、ということです。


確かに、わたしは吉高さんがとても好きですし、小栗旬もわりと


好きです。


ただ、毎回見ていて(ファンの方には申し訳ないですが)俳優だけで


もっているなぁ、と感じました。


もちろん、それでみんなが見続ければ問題ないのですが、わたしは


『東京DOGS』の例は、”豪華俳優陣攻め”の限界を示唆したと思います。


一方で、『仁-JIN-』 は、②社会的背景にも繋がることですが、今流行の


”歴史”を取り入れています。


でも、ただの歴史ではなく、”現代”から来た医者というSFチックな設定です。


これは原作がちゃんとありますが、なかなか見たことのないシチュエーションです。


そこに、大沢たかおさんが見事にはまったのでしょう。


視聴者は、初回はおそるおそる・・・という態度だったのが、次第にその面白さや


深さに引き込まれていき、最終回では両者の間に大きな差が開きました。


「今はもう月9だからって、みんなが見る時代じゃないんだよ」


「みんな、本当に見る価値があるものだけを見るんだよ」


という全国視聴者の声が聞こえてくるようです。