夜中から雨が降っている今日、㏂1:30起床というとんでもなく早起きをしてしまったのですが、晴れの日に体力を温存するため、ダラダラと過ごしております。
まだ今の病名の診断がつかず、まぶたの周りに注射をしながらなんとか過ごしていた頃は、まだ長い間の夢を追いかけていて、実現する可能性に近づけようと、とある起業セミナーを受けることにしました。やりたいことは決まっていたので、集大成であるプレゼンの方法を学びに行ったようなものでしたが、大勢の前で自分のやりたいことを宣言し、作って行ったパンも高評価を得られたことは、とても大きな自信になりました。
そこでも発表した私がやりたいことは、パンだけではなく、あくまでも畑を中心にした生活サイクルです。晴れた日に畑に行き、雨が降ったら通販用のパンを焼き、週一(仮:土曜日)で直販のパン屋を開き、週一(仮:日曜日)でパン教室か食堂をし、夏は晴れた日の午後は海水浴場でジェラートを売り、冬は柑橘の収穫と荷造りだけをする、そんな生活。
この冬もですけど、天候不順だと野菜が高騰して、白菜を例にあげれば1玉¥800だったり。消費者はそういう時、小さめサイズを買ったり他のものを買ったり、たかだか3倍の値段しても3ケタでおさまる買い物を我慢するだけでいい。でも、自分も百姓で生計を立てていればわかる。農家は、収入ゼロになるだけでなく、苗代、肥料、農薬代などの経費、ハウスが倒壊すればその修繕費も赤字としてしょい込まなくてはならない。共済なんてたかがしれてる。その痛みが分かるから、そういうニュースを見聞きする度、自分の体ももがれるような気がする。そして、「しょ~がね~な~。自然が相手だから。」ってテレビ画面の向こうで話してるおいちゃんやおばちゃんの大半が、今年も変わらず種をまくことも知っている。ああ、すごいな。自分もああやって前を向いてがんばれる人になりたい、って素直にそう思う。
興居島もひどい台風が来た年があって、それでもほとんどの農家は、そのことで畑をやめることはありませんでした。私が目指すのは、島のおいちゃんやおばちゃんのような人。だから、おんなじことをしてたら少しは近づける気がして。してた。でも、どうやら今の診断が本当なら、肉体労働はもうできなくなるみたい。今度は心がもがれかけるけど、命に別状はない。自分が今の状況でもできることを、これからあきらめずに探していこう。まずは、ブログにも全文を載せたこともある『かべちょろ君の島』という物語を、なんとか書籍化したい。興居島には、絶景も、おいしいものもたくさんある。でも、先日のプレゼンの後の質疑応答で、「興居島の良さを一言で言うと何ですか?」と聞かれた私は、「周りの人に見守られているという安心感です。」と、まようことなく答えました。そういう興居島のいろんなものを詰め込んだ物語ができたと思っています。
自己資金はないから、クラウドファンディングという方法を考えています。そのときは、ぜひよろしくお願いいたします。
余談。私はお金がない、っていうのもあるけど、ブランド品は買いません。タグがださい、どのブランドか分かる時点で服に着られてる気がする、っていうのもあるけど。フランスは衣料品、スイスは時計で儲かったお金で自国の農業政策を手厚くしていて、後継者のポジションは奪い合いらしいですね。日本が、自動車や工業製品などで儲かったお金で農業政策に還元するその日まで。買わない。買えない。
