「IT Doesn't Matter」絶賛
私はまだ実務経験がないので、このような大きなテーマで意見を
述べるのが恐縮ですが、今の私にしか見えないものという意味
で、今の考えを書き下してみます。
実は、実務経験がないといったところで、読む価値がないと思う
方はこの辺で読むをやめたほうがいいと思います。
「IT Doesn't Matter」(ITなんて大したことがない)
非常に爽快な言い方だ。すばらしいと私が思う。
ITにかかわっていく私として、ITの導入がないと、仕事がなくなる
ので、困ることもありますが、それはそれでいい。
根本的に、私はITの導入を仕事と考えていないので、あくまで
も、「システム」コンサルタントとして心がけている。
先ほど、「IT Doesn't Matter」を絶賛したが、それは、この時代
にこのように、大声を出していう勇気に尊敬している側面もある。
爽快がゆえに、インパクトがあるゆえに、多くの方の異論も引き
起こすだろう。
ITを1つの産業業態としてとらえることはもう定説であろう。
この意味で、ITはあくまでも、道具である。その道具としての性
質は根本的には変らない。その付加価値は用いる側がつける
ものである。ITそのものに対する過剰な評価は誤りである。
新しい道具が出てきて、それを使わないと時代に取り残される
ことは事実であり、それで、経営者があせることも理解できる。
ただ、この道具は経営戦略そのものではないことも自明なこと
で、道具の普及によって、差別化ができないのが時間の問題である。
私は「IT Doesn't Matter」を絶賛しているのは、今、このとき、IT
という道具の普及がある程度進んだところで、道具崇拝ではな
く、道具の使い方をもっと工夫する必要があるという警鐘を鳴らし
てくれているからである。
もちろん、すべての人が道具崇拝になっているわけではありません。