秋朝顔

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タクシーと介護タクシーのドライバーをしています。お客さん(介護のときは利用者さん)は圧倒的に高齢者が多い。

 

乗車後の話題はまずは今日の天気。女性の場合は次に花の話題になります。

この時期は旬の花はコスモスですが私はなぜか朝顔に惹かれます。



「お庭の朝顔きれいですね」

「ありがとう。なんにも手をかけないんだけど毎日咲いてくれるの」

「運転手さん、朝顔って一日しか咲かないって知ってました?」

「聞いたことありますね。ホントなんですか。こんなに見事に咲いているのに明日は咲かないんですか?」

「そうなの。蔓には花芽がついているから明日には別の花芽が咲くの」

「そうですか。一日限りの命ですか。ちょっと切ないですね」


朝顔は夏の花のイメージがありますが歳時記を紐解くと秋の季語になっています。


朝顔の紺の彼方の月日かな   石田波郷


朝がほや一輪深き淵の色    与謝蕪村


夏よりもずっと色鮮やかに咲いている姿に思いを寄せていたんでしょうね。

なによりも朝顔は咲く場所を選びません。ガードレール下のわずかな砂地やアスファルトのひび割れ、ゴミ溜めのようなところにも健気に咲きあたりの景色を彩っています。

 




どんな小さな花も「咲ききっている」という言葉がピッタリくるように花びらにゆるみがない。

 



日の当たるうちは咲ききって、闇の中で静かに身仕舞いし、翌朝咲く花芽に咲き場所を譲る。

還暦超えたがんサバイバーとしてはこの秋朝顔のように生きたいものですが・・・・・。

まあ、よく見ると朝顔も蔓をやたら巻き付けてちょっと見苦しいところもありますから、自分の行末としてはそっちの方に行きそうです。

 

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