こんにちは!
いつもはニューヨークから、
いまは日本に帰省中の
画家の千寿です。
(プロフィールは、こちらから)
10月29日水曜日の朝を迎えた
高松。
「記憶を頼りに生きる」
長野県で授業がおわり
駅からホテルまで
帰宅途中、
目の不自由な男性が
白いスティックを左右に動かしながら
点字ブロックの上を歩かれていました。
40代前半くらいかな??
スーツを着てゆっくりと
駅の方へと向かっていたのですが
ちょっと何かがおかしい!
スティックのゆらし方や
歩き方が不慣れな感じで
なんだか男性から不安のエネルギーが
漂っていました。
「大丈夫ですか〜」って
声をかけてみました。
すると、
「これはバス停へ向かってますか?
記憶ではこっちだったと思うのですが
」
そう、明るい声で
応答がありました。
男性の向かっていたのは
バス停とは正反対の
電車の松本駅。
正反対だということをお伝えすると
えー、、、感覚はこっちと思っていたのに
じぶんの判断ミスでした!と、
一緒にバス停まで歩きました。
それも、わたしは
どこにバス停があるのか知りません。
しかし、
その方に教えていただきながら。
その方は、
ほんの少しまえまでは
目が見えていたそうで
以前、松本に来た際に建物、お店の位置など
覚えていて
その「記憶」を頼りに
今回も、用事があって松本まできて
次の場所へとバスで移動する途中でした。
だんだん視力が弱まり
さいごはまったくみえなくなる
病気があるそうです。
「本当に本当に申し訳ない!ご迷惑
おかけしてしまってすみません!」
そういって、バス停へと方向転換して
向かっていると
「確か、こちらの右手に〇〇お店、
その隣は〇〇そして
こちらの左手にバス停ですよね??」
その男性の記憶どおり!
そして、バス停に着くと
「本当にありがとうございました。
本来ならば一杯ご馳走しなければならないところを
すみません。」
そういって、何度も何度も
頭を下げられて。
(なぜわたしがお酒好きなこと知ってる?笑)
最近まで見えていた自分の視界が
ある日見えなくなってしまうって
どんな気持ちなのだろう。
わたしなら
彼のように
あたたかなエネルギーで
人を気づかったり
やさしくしたり
できるだろうか?
そんな余裕あるだろうか??
目に入るもの
日々の生活の中で
何気なく何度もみたり
その中に新しい景色も加わったり
もしある日、
「記憶」だけで生きなければならないとしたら
わたしはどれだけの「記憶」を
心に刻んでいるだろう?
あの男性のように、
見えなくても「記憶」を頼りに前へ進める人は、
きっと、日々の中で
「感じること」も
丁寧に積み重ねてきた人なのではないだろうか。
見えるということは、
ただ「視界がある」ということではなく、
心で景色を受け取るということ。
今日見たこの一期一会の景色や光景を
心に焼きつけ
そっと大切に
味わっていこうと思う。
松本筑摩高校へ行く途中でみた景色。松本ロスにかかってる涙
今日もあなたが
元気でありますように
高松から、
愛とエールをおくります![]()
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