こんにちは!
ニューヨークから
画家の千寿です。
(プロフィールは、こちらから)
11月20日水曜日の朝を迎えた
マンハッタン。
晴れ。
今日もまた
朝を迎えることができたよろこび。
「朝のリレー」谷川俊太郎
カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
大好きな谷川俊太郎さんが
この世を去ったことを知った。
今年の夏にワークショップでお世話になった
愛に溢れる長野県松本筑摩高校。
昨夜、校長先生から
連絡をいただいて。
松本筑摩高校の校歌は
谷川俊太郎さん。
運命の巡り合わせを感じた。
↓↓
谷川俊太郎さんの詩には
よく出てくるフレーズがある。
それは、「地球」という
2つの文字。
思い返すと
無意識のうちに
谷川俊太郎さんの影響で
小さいころから
「地球」への意識がはじまったのかもしれない。
小学生のとき
国語の授業ではじめて
谷川俊太郎さんの世界にふれたときの衝撃は
今でも鮮明に覚えている。
生まれてはじめて感じた
ハートの内にじんわりと何か
大切なものが広がっていく感覚。
その感覚は、いまでも私の
大きな宝ものになって残っている。
谷川俊太郎さんが
世界に残してくれたものは
測りきれない。
今日も、また
谷川俊太郎さんの世界にふれた
子どもたち
大人たちが
何かを感じたり
何かが動いたりしながら
地球のどこかでともに
生きているのだろう。
生きる
谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
大好きです
ありがとうございます
谷川俊太郎さん。
永遠に。
LOVE
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