こんにちは！
ニューヨークから
画家の千寿です。
（プロフィールは、こちらから）
1月28日日曜日の朝を迎えたマンハッタン。
雨。
路面に反射する光が
ぼんやりみえて
抽象画みたいな世界の朝。
昨夜は、カーネギーホールへ
辻井伸行さんの音に会いに。
今回は、ソロではなく
Orpheus Chamber Orchestraで
演奏。
入り口前のセキュリティは長い列。
毎回感じるのだけど
カーネギーホールは入り口を
くぐった瞬間から何か
神聖な気持ちになる。
場のエネルギーが
すっごくすごく良くて
カーネギーホールは
まるでパワースポットみたいな磁場。
そしていよいよ演奏スタート。
辻井さんが音を鳴らした一瞬から
会場の空気がガラッと変わった。
辻井さんが鍵盤を弾くたびに
なにかキラッキラした澄んだものが
おどってるみたいにつぎつぎとび出して
会場全体が包まれていって
途中からは、
その無色透明の光の粒子たちがあまりに
眩し過ぎて
舞台が見えなくなったほど。
辻井さんとピアノが
親友みたいに
互いを励ましたり
勇気づけたり
調和したり新しい音
美しい音を生み出したり
まるでピアノにも意思があって
呼吸しながら
辻井さんと一体となって
つながっているみたい！
演奏が終わると
拍手喝采が止まず、、、
アンコールで登場し
なんと♡
リストの「ラカンパネラ」。
まさか、、聴けると思ってなかった。
途中、身体が
引力で辻井さんの鳴らされている音の近くまで
引っ張られそうになったほどで
夢の中みたいな感覚の中
ずっと辻井さんの音を
聴いていたい
そんな衝動に駆られながら
全身に愛の音を浴びた。
ああ、はやく創作したい❣️
自宅に帰って
彼のこと調べていたら
こんな文章を見つけた。
以下は、辻井さんのことば。
母は、幼い頃から
目が見えない僕を美術館に
連れていって
絵についてたくさん
説明してくれました。
美しい空、
美しいものを
心の眼で感じ、
風のささやきが
教えてくれるものを
感じられるのも
母の影響です。
目は見えなくても、
心の眼は見えているので
満足している。
だから、今から
見えるようになりたいとは
思わないよ。
もし、一瞬だけでも
目が見えるなら、
お母さんの顔がみたい。
LOVE
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