空と風と川の流れを. -38ページ目

空と風と川の流れを.

 空と風と川の流れを求め,素の自分を表現できたら良いなと.

 

 このレンズ、Zeiss Touit 32mm F/1.8である。カメラはFujifilmのx-pro1。

何年前に買ったかもう忘れてしまったが、このレンズをずっと使い続けているし、実際Xマウント用のレンズはこの一本しか持っていない。このX-pro1でさえも2012年発売だからすでに10年経過している。

 しかし、このレンズとボディの組み合わせで不満は一つもない。自分が普段使う分に関しては十分であるし、いや、むしろ満足している。

 APS-Cサイズのセンサーだから焦点距離は1.5倍ほどになる。32mmということはおよそ48mmになり50mmの標準レンズとしての使い勝手になる。Zeissレンズの分類からするとPlanarになる。ということは四隅がきっちり『平坦』に撮れるという類のレンズなのだろう。このレンズで人物は撮ったことはないが、人物よりもスナップや風景を撮るのに向いているのだろうか。

 現在、自身が所有しているミラーレスカメラは、このX-pro1とSonyのα7R2の2台である。α7R2のほうはX-pro1に比べて新しく多機能ではあるがまだ使いこなしてはいない。正直言って、まだ気に入った写真が撮れるところまで使いこんではいない。それに比べてX-Pro1は使い慣れているのもある。それは単にこのレンズのおかげだと思う。なにを撮ってもそこそこ絵になってくれるというか、写真が作品になるというか。

 先日、少し時間ができたので休暇を取って釣りに出かけた。釣りに持っていくカメラはもう軽量小型がいいのであるが、この2台を持っているのに別のものを買う気にもなれず。というわけで実際の釣りをしているときの防水バッグにはX-pro1を入れて、時折風景や魚を撮ってみた。

 こんな写真が撮れてくれるんだよな。このレンズ。

 なんでα7R2なんか買ってしまったんだろう。無駄遣いしたなぁと思ってしまう。

 10年前に発売されたX-pro1なのだから、今のX-e4なんかはもっと良い写りするのだろうか。X-e4はX-pro1よりも横幅で2cm、高さで1cm、二周りほど小さいのである。しかも動画撮影にも向いてるらしいから、釣りの際に使うのには適しているだろう。

 どうなんだろう。まだ買わないけど。

 

 

 世の中には好き好んではいないけれども、仕事上どうしても非情な采配や審判を下さないといけないことがある。

 身近な例としては会社の雇用主や上司は、上からの指示で解雇を通達しなくてはならない。救いようのない人材を解雇するのであれば仕方がないけれども。特にプロの世界では結果が出ていなければ査定を下げざるを得ないし、時には解雇しなくてはならないことだってあるのだ。

 しかし、ボクシングの審判は別の意味で非情な仕事だと思う。

 実は私個人としてはボクシングが格闘技の中で最も好きでよくテレビや動画で観ている。

 ボクシングは奥が深い。単にパンチの強さだけではない。パンチのスピードだけではない。ディフェンス、つまりあいてのパンチをもらわない、あるいは打たせない身のこなしも求められる。さらに、わざとボディばかりを狙い続けて相手の意識を下に集中させておいて、顔面部のパンチを効果的に打つなど、駆試合を通じての駆け引き、チェスのようなストーリーを作り出す戦略能力。こういうのがすべて高いレベルにある選手が一流なのである。

 こういった、「ボクシングは単に殴り合いではない」戦略的スポーツなのだとはっきりと認識させ広まったのは、本当の意味で井上直弥という超人的なボクサーの出現ではなかっただろうか。

 

 だからといって、世界ランキングにさえ登録されていなくても、有名じゃなくても、どのようなボクサーも人生をかけて日々練習しているのである。一昔前ではプロボクシングの試合は数ヶ月に一度だったのが、今ではビックイベントとして年に一度か二度になっている。選手は”その日”をいかに心身とも最高のコンディションに持っていくか、非常に長い時間をかけて作り上げていくのである。

 もっというと、幼少期や少年期からボクシングをはじめ、アマチュア、プロテストを経てランキングの上位を目指して練習と試合に長い長い時間を費やしていくのだ。そして、世界戦、タイトルマッチに到達するまでも並々ならぬ努力がそこにあるのだ。

 

 そのタイトルマッチを優勢に運び勝てばいいのだが、時には、TKO(テクニカルノックアウト)といって、一方のダメージがあまりにも大きく試合を続行すると生死に関わり続行不可能と判断した場合は試合を中止させるのだ。

 

 このとき、ほとんどのレフェリーが、ダメージを受けた一方の選手を抱きしめ、動きを止める。

 

 そこで、試合は終わる。選手は敗者であるという現実を突きつけられ、強引にも認識させられるのだ。

 それと同時に、レフェリーは、選手の、それまで長きにわたり続けられてきた努力と犠牲、さらには、その選手の人生をも否定しかねない非情な現実を負けた選手に告げなくてはならないのだ。これほど心が痛む仕事はそうないだろう。

  それだけに、プロボクシングというスポーツには、己の人生を賭けた戦いというドラマゆえ、どうしても見入ってしまう。

 

 村田選手vsGGGの試合はタオルを投げ込まれて試合が止められた。負けたあと、膝をついて立ちすくむ、その表情は、「負けた、どうしようもなかった」という相手の強さを見せ付けられたという諦めにも近い表情だったのが印象的だった。

 次ぎは井上vsドネア ver2だね。

 

 

アパラチア山脈西部にあるスモーキーマウンテンと呼ばれるエリアの川には年に一、二度は釣りに出かけている。スモーキーマウンテンの川はいわゆる小渓流で30〜40cmぐらいまでの鱒を狙う川であり、日本の渓流とは釣り方もさほど変わらない。竿は4-6番ライン指定の竿でカバーできる。

 その場所に向かうにはHighway I-26を北西に4時間ほど走りノースカロライナ州に入ってしばらくしたところで西に進路を取る。さらにしばらく車を走らせていると、道は広い川に沿って走る。スモーキーマウンテンの小渓流から合流する本流である。そこには大きなマスがいるのではないか。。。と思いながら通り過ぎていた。ダブルハンドの大きな竿が要るな。。。と。

 ということで久しぶりに竿を買った。eBayオークションで見つけた新品のCND Solstice 13"7', #678。思い返してみるとフライロッドを買ったのは2010年以来である。

 自宅に届けられてから竿を継いでみて調子をみたが、”柔らかい”、”柔らかすぎる”というのが正直な印象。小さいフライで細いティペットを使っての釣りができるのだろうが、距離を飛ばすのには自分の技量では自信がない。ちなみに、CND Expert Speyという竿を使っていたが、その竿のほうが腰があって距離も飛ばせるような気がする。日本に置いたままだ。

 日本にいた頃は、手取川でサーモン釣りなどダブルハンドの釣りなどをよくしていた。アメリカに来てから躰を大きく使ってフライをキャストし、竿を根元から曲げてくれるような大きな魚との釣りはしていない。あの感覚・経験は一度経験するとやめられない。

 さて、久しぶりにちょっと攻めてみよう。d