空と風と川の流れを. -12ページ目

空と風と川の流れを.

 空と風と川の流れを求め,素の自分を表現できたら良いなと.

 結局のところ売却した。

 可愛いカメラだった。あくまで個人的な意見や趣味嗜好ではあるが、手元に届いたとき、そして使っているときにウキウキした気分になるカメラってそう多くはないとは思うが、このα5100はそういうカメラだった。じゃあ売らずに手元に置いておけばよかったのにと思うけど、デジタルカメラに愛着を持つのをできるだけやめようと決めたので、ええい!という気持ちで中古店に売りに出した。

 昨年、YouTube用に釣りの動画を作成しようと思って買ったのがこのカメラだった。ポケットにすんなり入るほどの大きさで、レンズが交換でき様々な場面に使えるカメラだった。ただ、機能がどうしてもしょぼかったのだ。一般奥様向けカメラなんだから仕方がない。

 ビューファインダーがなく、老眼で背面液晶だけでフォーカスポイントを確認するのは難しく、ピクチャープロファイル機能が搭載されていない。動画の解像度はHD、4kではない。

 だからといって動画もそれなりに綺麗に撮れていたし、動画編集ソフトを使えばそこそこ綺麗でまともな動画になってくれる。実際、動画作りを初めた頃は何本かはこのカメラで撮影したものだったし、十分だったとは思う。

 ただ、”知恵の悲しみ”とでもいうのだろうか、動画を学んでいけば行くほど、このカメラでは上記のように色の調節幅が狭いところや、GoProや他のカメラで撮影したものとの均一性が取れないなどいくつかの不便を感じていたのも事実。また、外部マイクが接続できなくて内蔵マイクではどうしても音がチープな感じになってしまいがちであったのも残念なところだった。

 しかし、例えば料理動画や普通のVlogなんかでは十分対応できるカメラだと思う。

 とはいえ、すでに動画撮影に関してはα6400をメインに使っているので、もういいか、と思って手離し売却することにした

 

 ほんっと、面白く楽しいカメラだったな。α5000シリーズの後継機種は出ないものかと思うけれども、すでにEV-E10が発売されているのでそっちをどうぞ、ってことになるのかな。

 ああ、この文章を書いていても売らなければよかったと後悔の気持ちがぶくぶくと出てくる。

 

 ドイツ語やフランス語には女性名詞と男性名詞という区別があるが、大雑把に、生み出すことが出来る事物を女性名詞であるとされ、それ以外の事物を男性名詞に区別される。だが、カメラはドイツ語では女性名詞とされ、フランス語では男性名詞とされる。

 男性の三大趣味と呼ばれるものには車、時計と、そしてカメラ、が含められるそうだ。男性名詞に分類されるのもなるほどなと思う一方で、カメラは写真を通じて思い出やストーリーを生み出すものなので女性的なものとして扱うのもわかるような気がする。

 デジカメに愛着を持つというのは馬鹿げたことかもしれないが、そのカメラを使った場面や思い出を考えるとずっと手元に置いておきたい。だが、道具というものは使ってこそのものだし、自分が使わなくなったものを他の誰かに有効に使ってもらえるのはそれに越したことがない。

 というわけでで、三台のカメラと数本のレンズを売ることした。

 

 Leica Minilux

 自分としてはフィルムコンパクトカメラとしては絶対間違いのない最高のカメラだと思う。

 1989年に発売されたLeica Minilux。このカメラの中身は日本製でパナソニックとライカが共同制作したものといわれている。詳しいことは知らないが。自分にとって今回売却したカメラは二台目である。最初の一台はライカミニ3の写りが良かったのと、当時住んでいた近所の中古カメラ屋にあったライカM3が欲しくなったのでその資金を作るために売った。その後、なぜだかもう一度欲しくなったので別で買った。最近になって中古市場の価値を調べてみると自分が買った値段のほぼ倍の値段で売買されていることを知った。値打ちがあるねんなぁと思って今回売ることにした。ライカM3を持っていてフィルムで写真を撮るならM3を使うことのほうが多いだろうということ、そして同じ使い方をする高級コンパクトカメラとしてミノルタTC-1をメインで使いたい気持ちもあるので売ることにした。もっと使ってあげればよかったなと思う。正直言ってMiniluxの性能、機能ほんのわずかな一部しか使っていなかった。ただ、高級コンパクトフィルムカメラと呼ばれる一台を所有でき、その優越感というか贅沢感を味わえたことは素直に光栄だったと思う。

 

 ソニーα5100

 一昨年末に釣り動画を撮影してYouTubeにアップロードしようと計画して最初に買ったのがこのカメラ。軽いしポケットに収まるし、レンズ交換できるのでボケや望遠も撮影可能。とても良いカメラだと思う。実際、このカメラで動画を作ってみたが4KではなくHDであっても十分綺麗でまともな動画を撮ることができた。ただ問題点としてはビューファインダーがないこと、色調節の範囲が狭くあまり調節もできない。動画のことを学べば学ぶほど機能としてはなにも出来ないことに気付いた。手元に置いておくか最後の最後まで悩んだ。普通に手軽に持ち出すのには最高のカメラと思うが、その後に買ったα6400があるのでもういいや。

 コンデジのような使い方のカメラが必要になればまた同じものを買うとは思う。っていうか、後継機がでてくれんかなと思う。ZV-E10が出てるからそっちを買えってことかな。

 

 Fujifilm X-pro1

 写真を趣味でやり始めたときからは、長らくフィルムカメラを使っていたが、デジタルも学んだほうがいいだろうということで選んで買ったのがこの富士フィルムX-pro1。カッコいいし気に入ってた。2012年に発売されたこのカメラ、レンジファインダーミラーレスカメラとしては画期的、革新的なもので見た目は伝統的なレンジファインダー型であるがEVFと実像ファインダーを切り替えができたりする。また、富士フィルムの専用レンズはなかなかエモい写りのするレンズで当時は爆発的に売れたんじゃないか。ただ、時代は流れた。今ではX-pro3が最新機種であり、その下のグレードのX-EシリーズもX-E4。EVFの性能もずいぶん上がり、画像解像度も1.5倍ほど上がった。動画撮影もHDまでだったのが最新機種では4k撮影ができる。

 外観はかっこいいのにね。。。。

 しかし、一昨年に釣りに出かけたときに撮った写真を見ていると、色収差やコントラストなどいろいろ嫌な部分に目が付いてしまった。なんとか調節できないものかとその後も使ってみたがどうもうまくいかない。一気に使う気持ちがなくなってしまった。なども言うが外観はかっこいいのにねぇ。。。

 ソニーの最近のカメラと12年前に発売されたX-pro1と比較するのはどうかとは思うが、SDカードの書き込みが遅い、AFの反応が遅い、Raw画像で撮影して色を調節しようとしてもコントラストや発色点でどうしても古さというか不自然さが目についてしまう。

 それならそれで、お金ができてからX-pro3かX-pro2を買えばいいやということで売ることに決めた。

 

 

レンズ

 Zeiss 32mm f/1.8 planar (X-mount)

 X-pro1を買ったときに同時に買ったのがこのレンズ。今回ボディを売ることにしたので使うこともなくなるだろうから売ることにした。一般的な評価としてはあまり良くないらしい。AFが遅いとかAFの際のモーターの音が比較的大きく動画撮影のときにノイズが入るなどなど。ただ、自分としては色収差が派手に大きいので一気に好きじゃなくなってしまった。カメラボディかレンズのどちらが原因かわからないが。

 

 SIGMA 19mm f/2.8 ART(ソニーEマウント)

 昔から気になっていたレンズであり、見た目もかっこよかったので買ってみたレンズ。値段もかなり安くなっていた。

 ただ使ってみると像はふにゃふにゃ。どこにフォーカスが合っているかわからないぐらい。ボヤっとした写りがエモい感じになるか?と期待したがそれ以前の問題。なるほど中古価格が100ドル以下でもあることが頷ける。

 

 Sigma 45mm f/2.8 comtemporary (ソニーEマウント)

 安価であること、一般的な評価も高かったということで入手したのがこのレンズ。ライカSL用にも作られているということで興味があった。使ってみれば、このレンズの狙いというかコンセプトは理解できる。確かにガッチガチにシャープな写真が撮れるわけではなく、だからといってボケで味のある写真が撮れるわけではない。あらゆる意味でマイルドなレンズだと思う。使い方によってそれなりにいい画像が撮れてくれるのだろうけど、一本の動画を撮影する場合、ソニー製のレンズとこのレンズを混在させると発色や像の出方としては全く異なる雰囲気になるので使いにくい。しゃあないわな。だから売る。

 

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 さっき、Fedexから中古業者にむけて発送した。

 断捨離という言葉があるが、身軽にして感じる潔さというか爽快感はない。

 そもそも、趣味というものは好き勝手にやるものだ。流行なんかにとらわれず興味あるものを求めるものだ。そういう意味で、時折時代の流れに逆行することさえあるのだ。自分の場合、急速にデジカメ、ミラーレスカメラが普及していく時代に一度逆行してフィルムカメラ、フィルム写真をすることで、写真そのものとカメラそのものを学ことから始めたのだ。それが、いつの間にかフィルム写真を撮らなくなり、カメラも趣味性の高いものよりも実用性の高いものに移行している。趣味の道具にこだわりを捨てざるをえないことを残念に思う。

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 発送してから二週間が経過した。当初の見積もりよりはかなり減額されたがそんなもんかと思う。

 そして、今回売ったお店ですぐに新しいカメラを注文した。まだ届いていない。次のカメラはフラッグシップ機ではないものの現行機種で一応は最新の機能も備えてある。最低5年使えればよいかな。

 

 デジタルカメラに愛着など持つのは馬鹿げたことだと思う。

 毎年のように新機種が発売される。実際に新機種に触れて試し撮りすると、旧機種の出力は古臭さや粗が目立ち、長く使い続けてきた旧機種に対して嫌気がさしてしまうこともあるし、興味を失い使うのを嫌になってしまうこともある。

 だからといって経済的にカメラをホイホイと新機種に買い換え続けるというわけにもいかない。そういう意味では、もうにっちもさっちもいかなくなり誤魔化し誤魔化し使ったとしてもどうしても超えることができない差に気づいたとききが買い換えのタイミングなのかもしれない。

 つまり、消費ありきなのだ。昔のフィルムカメラのように祖父から受け継いだもの、とか、家にずっとあったカメラとかいうのはデジタルカメラではありえない。車のように新車で買って、まだ下取りに値段がつく時点で売って買い換える。車に執着のない人はそれでいいのだろう。しかし、カメラにしても車にしても自分としては気に入ったモノをできるだけ長く使い続けるというのが理想なのだ。これは大量消費社会では現実的に無理があることなのだろうか。

 

 α7RIIは4年ほど前に買った。当時はすでにα7RIIIが発売されていたが、当時は釣りの時の写真、静止画の撮影が目的であり、動画を撮影しようとは全く考えていなかったのでα7RIIでいいやと思って買った。

  しかし、昨年から釣りの際の動画を撮影してYouTubeに載せるのを趣味で始めたことでα7Riiの出番が一気に減ってしまった。その最大の理由は背面の液晶がバリアングルではないので自撮りをするときに難があることである。

 実際に、α7Riiを使ってみると、よく写るんだよな。この写真は35mm f2.8のソニー製Zeissレンズで撮影したものだが、実際ZeissレンズよりもGレンズで撮影してみると、胸がキュンってするぐらい色もシャープさも微妙な収差で撮れてくれる。

良いカメラなんだけどなぁ。。。と。