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ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
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童話をひねって皮肉った詐欺啓蒙本とでもいうべきか。(コミックエッセイではないです)
寓話=人生の教訓
基本的にこんな詐欺や儲け話に乗って不幸になる話。(話の全てが不幸だよ…)
ずっと気になってた、NPOや募金って本当に寄付に使われているわけじゃない事実。誰かが儲かってるんだろうな、だからNPOなんてやるんだろうなぁと思っていたけど。
復興がんばれ=エベレスト登頂、復興支援お礼の巡礼=海外でショー開催とか「それ復興関係なくね?」って思うことをあたかも「復興がんばれ!復興支援ありがとう!」と結び付けて楽しいことやってる人たち…。おそらく寄付とかを渡航代とかにあててるんだろうなぁ。復興関係ないよなぁ。ニュースで取り上げられたりすると向こうの都合で勝手に復興を前面に出されてしまう場合もあるかもしれませんが…。
あと関係ないんですが、カンボジアに学校を作ろう!とかも多くの日本人がやっていて、かかわった人たちは自分たちがすごいことをしているんだと自信に思ってる(確かに大義をなしているんですが)
学校ってお金さえあれば簡単に立てることできるんです。問題なのは維持をすること。
運営費、教師の給料、学校ができても家の仕事を手伝って学校に通ない子供たち…。
こういうのって建てたら終わりって感じでその後の学校の様子がわからないものが多いですよね。本当に学校を作るなら一生携わるつもりでやってほしいと思います。
さて、この本なかなか読みやすいです.
名前がヤンデレとかアホ・スギン・チャンとかふざけてるけど、現代人をかなり皮肉ってます。
カリスマ女性に傾向する女子。銀行の勧めるままにローンを組む初老の夫婦など、これからもそういうのに引っかかりそうな話ばかり。今だって投資儲けメールとか怪しいサイトで溢れてるし。
カネヘルンとか笑えない!アラサーになると周りにカネヘルンみたいな人が現れるよ!(笑)
自分に投資とか、自分磨きのセミナーとか…いや、それ自体は全然いいことなんだけど!
なんていうんだろう、沼にハマるみたいな?プチ宗教???スピリチュアルは要注意(笑)
人間、お得と聞けば飛びつくけど算数でわかるようなことぐらい自分で計算しなさいよ、ってごもっともです。
中高生向きかなと思う。これから卒業後に突如現れる元同級生(卒業後は会ったりしたことない程度の関係)の勧誘とか儲け話、貧しい国の子供たちのためにNPO立ち上げてキラキラしてる大学生とか。よく考えてほしい。本当にボランティア精神で頑張ってる人もいるけど、どこか裏で操って儲けてる人がいないか。
それにしても銀行の件はひどすぎる。
エッセイですが鉛筆書きのイラストがセンスある。
ちなみに月曜から夜更かしで取り上げられていました。タイトルが秀逸?「日本タイトルだけ賞」だとか。ブスだけとマカロンつくるよも気になってる…。
※ひょっとしたらこういう賞もやらせなのだろうか?お金を払ったら取れるモンドセレなんとか賞やグッドデザイン賞みたいな…。モンドはTVでやってたけど、ヨーロッパの機関で製品検査が厳しいって。でも参加のほとんどの企業が日本企業だった…。これって…。
もう一冊はコミックエッセイ
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おいしいロシア (コミックエッセイの森)
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ロシア人と結婚して…とよくある国際結婚日記かと思ったら1年だけのロシア滞在。
ヘタウマ(誉め言葉ですよ!)的な、のほほんとしたイラストが可愛い。
見やすい絵なのでイラストレーターか何かの仕事をしている人なのか…?
レシピは現地の人から教わったものじゃないみたいなのがちょっと残念。
もっといろんな料理やレシピ知りたかったけどレシピは少なめです。
紅茶キノコなつかしい。たしかロシア発祥だったけ…。(日本でも大ブームになったんですよ。飲んだことないけど)
サモワールというロシアの炭を入れる卓上お湯ポットが可愛い。
いつかロシア行ったら買ってしまうかもしれない。