手作り石けんを作っていると苛性ソーダが微妙に余りませんか?
でもあれは劇薬。普通に捨ててはいけません。
手作り石けんの本には普通に捨ててはいけないし、下水に流してもいけないと書いてあったのですが苛性ソーダって掃除に使えるんですよね。
でも調べてもどうやって使うのかイマイチわからない!
配水管がつまったときに苛性ソーダとお湯を入れて一晩おいておくらしいのですがその分量がさっぱりわからない。
苛性ソーダってきっと業者用なんでしょうねぇ。
個人のブログを拝見すると配水管の詰まりにいきなり500g使ったとか。
多くない?と思ったけど、他のHPなんかでも何回かに分けて使っているものの一箇所で結局500g(一袋)ぐらいは使っている。どうもひどい詰まりにはそれが基準らしいです。
え?苛性ソーダって排水しちゃいけないんじゃないの?
石けんの本の知識しかなかったのでちょっとびっくりしました。
確かに掃除に使うのがメインなので絶対に流してはいけないって言うのはおかしいですよね。環境には悪そうだけど。
実際、男子トイレが詰まることがあって使ってみる機会がありました。
(昔の家なので水洗と男子専用が併設されています)
本当は修理するはずでしたが配管交換がけっこう高かったので一旦保留。
そして夏になったら異常に臭う!水洗と男子用は配管で繋がっています。
どうやら詰まった原因は尿みたいで水で流したぐらいでは流れないほど固まっているようでした。
(ちなみ今までは原因となる本人は使用していなかったので詰まることはなかったのです。経年による劣化もありますが、同居するようになってから異臭を放ちはじめたので原因は明らかです)
詰まりの原因となっている便器の配水管に直接、苛性ソーダ(このときは100Gぐらい)を入れてお湯を一気に投入。一晩ぐらい放置します。
一晩置いておくわけにはいかなかったので数時間で水を流してみるとちゃんと流れました!そしてあれほど放っていた異臭はすっかり消えました!!(詰まりを直す気はなかったのだけどこの異臭が耐えられなかったんです)
念のため、同じことをもう一度しておきました。
とにかくあの異臭が消えたことが嬉しい。
配水管は劣化しているのは間違いないのでその男子用トレイは今でも使っていないのですが臭いが消えてよかった!
苛性ソーダは劇薬なのでゴム手袋、ゴーグル、長袖必須です!
目に入ると失明し肌につけばやけどのようになります。
そんなものを排水に流していいのかしら…環境は…!?とちょっと心配ですがあの不愉快な異臭が消えたことの功労は大きいです。
あと苛性ソーダは劇薬なので購入時に印鑑必要です。
個人店や小さい店舗だと扱ってないどころか「何に使うんですか?」と不審がられました。取り扱ってもないのに使用目的なんて聞かないでよね、と思いましたよ。チェーン店だと比較的取り扱ってますしなければ取り寄せてもらえます。
苛性ソーダはたんぱく質を溶かす性質があるので髪の毛や尿石、油汚れによるつまりに効果的です。異物により詰まりには効果ありません。
苛性ソーダ、正しい処分の仕方は業者に引き取ってもらうことらしいですがその費用なんと1万円!!
余った苛性ソーダはこまめに掃除に使うのが賢明です。
劇薬なのでくれぐれも保管に注意。
