
こまつ座 11ぴきのねこ 再演
(子供とその付き添いのためのミュージカル)
初日ソワレを
観ました。
ねこも好きですが、ご贔屓の市川しんぺーさん、山内圭哉さんが出演なさっている!
2015年10月1日(木)~17日(土)
※10/6(火)、13(火) 休演
■作 井上ひさし (原作 馬場のぼる)
■演出 長塚圭史
■音楽 宇野誠一郎 荻野清子
■出演
北村有起哉 中村まこと 市川しんぺー
菅原永二 金子岳憲 福田転球
大堀こういち 木村靖司 辰巳智秋
田鍋謙一郎 山内圭哉 勝部演之
一幕 70分。
休憩 15分。
二幕 60分。
紀伊國屋サザンシアターはお初だったのでフォロワーのみなさんに聞いて、代々木東口から行ったら、目の前でした。
そのまえに、ライナスさんと蕎麦屋の匂いに釣られて腹ごしらえ。
街中の蕎麦屋の匂いは最強。

ちらっと寄った高島屋タイムズスクウェアで、外国人対応カウンターを興味津々で見ていたら
「May I Help you?」と聞かれた。
「No!No!No!I'm Japanese!」
紀伊國屋サザンシアター七階。

ロビーにずらっと初日祝いのビールが並んでいた。よく見たら、キャストさん、演出さんからだったけど。
初日祝いってキャストさん自ら出すんだね。
初日乾杯とか、楽屋のみするのかな。
(しんぺーさん。楽屋のみ大好きみたい)

11ぴきのねこって。

ハイジが小さい頃にかってあげてたシリーズじゃん。
初代ぐんまちゃんを、かいた馬場のぼるさん。
それを。
ほぼ、アラ40.アラ50の男優さんたちのミュージカルって、ねこ役ってどんなだろう。気になりますよね。

都会の土管広場のお腹をすかせた野良猫10匹のもとに、新参ものにゃん太郎(北村有起哉)がやってきた。
とにかく、いつも空腹な野良猫にはうまれかわりたくないと嘆く野良猫たちに。
野良猫は自由で素敵だと前向きに語り。
出会った鼠殺しのにゃん作老人(勝部演之)が「あの星のしたに大きな湖がありみんなが食べても食べきれないほどの大きな魚がいる」と語る。
一致団結した11ぴきのねこたちは、大きな魚を求めて旅に出る。
いつも、最近は開演ギリギリに席に着くのだけど。
今日は早めに10分前くらいに席についたら。
ねこっぽい衣装を着たキャストさんがぞろぞろ、客席通路を徘徊しだした。
山内さんの舞台は四回目だけど、あんなに近くまで来てくれたのは初めてで迫力満点だった。
今日は都民の日で子供は毎日1100円だから、結構来ていて。
キャストさんに絡まれたり(笑)隣に来てくれたりちやほやされていたよ。
上演中も、かなり、客席通路を使うし。
客席一体型ミュージカル。
しんぺーさんのTwitterフォローしてるので、お稽古の感じとかかなり大変そうだったけど。
ずっと歌って踊って
客席通路を全力疾走。
若手の人だってかなりの体力消耗するだろうに。
アラ40.50のキャストさんが息も切らさずにすごいわ。
これを毎日、時にはマチソワ、すごい体力だと思う。
主役にゃん太郎の北村さん、滝のような汗だった。
でも、細身で脚は長いすらっとした体型でカッコ良かった。
ラジオやドラマでは低温ボイスのイメージだったけど。
すっとんきょうな高音でしゃべったり、舞台だと華があるわ。有起哉さま。

皆さん、それぞれ美声だし。
ダンスもシンクロしていたし。
ZOOみたいな動きも。
長塚さん演出といえば、シアターコクーン「マクベス」
しんぺーさんも転球さんも出ていて、開演まえおなじく、客席を徘徊していたわ。
ねこの世界だけど。
人間の社会とかぶるし。
ずっとお祭りみたいに楽しいミュージカルが。
ラストはかなりのブラック。
長塚さん、いまの日本に物申したいのかな。
紅一点のピアノ演奏 荻野清子さん。
三谷さんの舞台でもいつも活躍してるけど。
今回、ピアノだけでなく、効果音。
大根抜くおと。
笛。
ふくろう。大忙しで見とれ、聞き惚れました。
おじさまたちの体当たりなミュージカル、ほんとに素敵です。
ぜひ、代々木東口徒歩五分、紀伊國屋サザンシアターへ。
まだ始まったばかりです。