この想像力は、何だ!?
僕なんかでは到底及ばないほど。
星野智幸『われら猫の子』 講談社文庫
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猫の短編集ではありませんa(^_^;)A。
死んだ父親があたかも生きているかのように語り合う少年少女たち、『ててなし子クラブ』。
ある小説家と、「紙」でありたい「カミさん」の物語、『紙女』。
僕のまたの間の雛と、お母さんとしてその雛を育てる僕の物語、『雛』。
自分には持ちえない異性器を持ちたいと切望する男女の交わり、『エア』。
他も個性的な物語ばかりです。
すごい、スゴい、凄い!
ジャンルにとらわれない傑作短編集。
きっとまた再読したくなる作品です。