亡くなられた方々の魂が安らかにと、心静かに手を合わせた朝でした
そして午後には東日本大震災発生時間に手を合わせ、亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、被災地の復興を願いました
私にとって大切な方が体験した震災の話を書きたいと思います
お一人目は年上の女性
震災があったあの日、私が高校生の時にお世話になった方が小さなお子さん三人を抱えて被災
彼女からは辛かった話より、周囲の人たちに助けて貰ったことへの感謝の言葉しか聞いたことがありません
震災の数年後には御主人に先立たれ、女親一人で三人の子供たちを成人させた御苦労は想像以上だったと思います
私にとって母として、一人の女性として、心から尊敬している人
私も彼女の様に強くて明るい、優しい母親でありたいと思っています

二人目は私の学生時代から続く友人
彼女は被害の酷かった長田区で妊娠八カ月の身重でした
マンション一階に住んでいたものの、建物は押しつぶされず命が助かったとの事
丸一日をかけて、彼女の父親と弟が大阪から駆けつけてくれたそうです
三月に無事に元気な赤ちゃんを出産
その子供も今年が成人式と聞き、感慨深い震災20年
決して癒える事のない心の傷を抱えながらも、人生を歩み続ける多くの人達
その悲しみを想う時、今ある生をシッカリと生きなければと強く思います
