先週の11月16日・土曜日、本の著作者・井上さんご夫妻のお話を聞きに大阪へ
- 読めなくても、書けなくても、勉強したい―ディスレクシアのオレなりの読み書き/ぶどう社
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コチラでは着物や料理繋がりの読者さんが多いのですが、ディスレクシアという障害について多くの方に知って欲しいと思いブログ投稿です
障害を持つ次男の子育てを書いている子育てブログにて、参加した講演会について詳しく書いています
子育てブログより
読んだり、書いたりが出来ない障害 → 学習障害
そう一括りに考えていた私ですが今回の講演会で「学習困難」「学習障害」「ディスレクシア」について、大阪医科大学LDセンター顧問・竹田契一さんより教えて頂きました
それぞれ違う特色を持つこと
ディスレクシアの中でも「読み障害」「読み書き障害」「誤字障害」「難読症」とそれぞれの困難さの違いをキチンと知る事が出来、勉強になりました
私には重度知的障害を持つ15歳の次男の存在があり、普通の子育てとは違う子育てを現在も進行中
また訪問ヘルパーとして働いていた中で、障がい特性に合わせたガイドヘルパー(精神障害・視覚障害)として働いた経験があります
しかし自分と接点がなかった障害については正しい知識がなかった事が分かり、私以外の人にもディスレクシアについて知って欲しいと強く思いました
ディスレクシア当事者の井上智さんはNHKのテレビ番組でも紹介され、番組を見た方もおられるのでは?
講演会のお話の中では文字が書けない事を隠す為、手に怪我をしたように見せる為に包帯を巻いて周囲の人に代筆を頼んでおられたお話がありました
「夫のポケットには何時も絆創膏や包帯が入っていたと聞いています」と妻の賞子さん
意識して考えてみると病院・銀行・保険・車や家の購入など、自分の名前や住所を書く場面は多く、まして男性なら仕事でメモを取らなくてはいけない事も多かったでしょう
43歳で自分がディスレクシアと知るまで、妻の賞子さんにさえ読み書き困難があると知られないように生活していた智さん
今迄どれほど多くの出来事に心傷ついたことでしょうか・・・
智さんはご自身の経験から
「今この瞬間、読み・書きの困難に苦しんでいる子達が、自分のような思いをすることなく成長していってほしい」
そんな熱い思いからHPを立ち上げられ、紹介した本を出版されました
日本全国でディスレクシアへの理解を広げる為に、日本全国で講演会活動をされている井上さんご夫妻
講演会を終えて「もしかしたら私達の身近な人にもディスレクシアの人がいるかもしれない」そう自然に思えるようになりました
障害をもっている人達が、気楽に周囲の人にヘルプを出せる世の中になって欲しい
そして障害に気づかず苦しんでいる人には、正しい知識と対処法を知って欲しい
障害への理解が広がる事を、心から願っています