前回の続編です。
FXの手数料は、同じ外貨投資である外貨預金などに比べて格安であるというメリットがあり、これも取引における大きな魅力と言えそうです。
外貨預金の場合は、その日の取引は、「仲値」と呼ばれる午前10時時点での市場のレートを利用して行うことが一般的です。
その際、外貨預金を始めるためにドルを買う場合は、「TTS」と呼ばれる仲値から1円円安のレートが使われます。逆に、外貨預金を日本円に戻すためにドルを売る場合には、「TTB」と呼ばれる仲値から1円円高のレートが使われます。
つまり、取引を始めてから決済までの一連の流れの中で、1円円安と1円円高ですから、その差として1ドル当たり2円分のコストが必要になることを意味しています。
ただ、この2円という数字はドルの場合のコストで、市場において取引量が少ないポンドなどについては、8円というコストが必要になってきます。これに対して、FXでは、1ドル当たりの手数料は、無料から10銭程度しか必要とされていないのが現状です。
「無料だったら、取引業者の儲けはどこから来るのか?」と思われるかもしれません。実際の所、売値と買値の間には5銭程度の差(スプレッド)があり、その中で取引業者は収益を得ています。このスプレッド分を手数料に換算しても、外貨預金の手数料の40分の1で取引が可能なのです![]()
外貨預金のように、取引に1ドル当たり2円ものコストが必要だとしたら、為替の値動きで収益を得るのは容易な事ではありません。
それに対して、1ドル当たり5銭程度しかコストがかからないのであれば、少しの値動きでも収益を得ることが可能になります。ですから、外国為替証拠金取引は積極的な売買が行われているというわけです。