足立区社会福祉協議会では区内の小・中学校の総合学習の時間に、福祉学習のお手伝いをしています。今回、足立学園中学校にて2年生を対象に車いす体験・高齢者疑似体験と視覚障がい者の方の講話が実施されました。

 

車いす体験・高齢者疑似体験のご指導はあだち福祉体験サポーターゆるき♡♡♡の皆さんに、講話は視覚障がい者の成川さんにご協力いただきました。当日はほぼ一日の授業となり、グループに分かれて、講話・体験を行いました。

 

講話では、成川さんの普段の生活のことから、どんな時に声をかけてもらいたいかや、誘導してくれる際の気を付けてほしいこと(手を引っ張らないで、肩や肘を貸してほしい)などを教えてもらいました。話の中で、視覚障がい者の方でもスマホが使えると話すと、驚きの反応があり、成川さんがスマホの文字打ち操作を実演すると、興味深そうにみていました。お話の後は、生徒からはたくさんの質問があり、大きく手を挙げている姿が印象的でした。

 

<お話をされる成川さんの様子>

 

<成川さんに質問している様子>

 

並行して学校の敷地内では、車いす体験と高齢者疑似体験が行われています。

車いすの開閉の仕方、乗車時の注意点、声のかけ方など説明を受けながら、実際に体験してみます。ちょっとした階段の段差やドアの開閉などのコースを移動しながら、生徒達からは「腰が辛い」、「視線が低くて怖い」、「身体が重い!」という声があがり、体験しないと分からないことを実感していました。

 

<車いす体験の様子>

 

<高齢者疑似体験の様子>

 

今回の体験を通じて少しでも、福祉・ボランティア・自分の住む地域への関心を深めてもらえれば幸いです。

 

※福祉体験総合学習は、足立区の小中学校の児童・生徒に対し、社会福祉への理解を深めるとともに、地域福祉・ボランティア活動への参加を促進することを目的とした社会福祉に関する総合学習の機会です。クローバークローバークローバー